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ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”を観てきました

ずっと観に行きたくて、でもなかなか時間が取れず、遂に、です。

実は、観に行った日はおよそ2週間前。
やっと心の整理ができたので、思いの丈をここに書き起こしてみることにしました。

劇場の雰囲気

私が行った劇場では既に1日1回のみの上映だったのですが、それでもほぼ満席。
映画の公開が11月3日ということを考えると3か月以上も経っており、嵐さんの未だ衰えぬ人気の高さが伺えます。

平日の昼間としては客層も幅広く、20~30代前後の女性を中心にご家族でいらしている方や高齢の方、男性の方もいらしたのが印象的でした。
リピーターもかなり多そうです。

それから、映画館なのにポップコーンなどのフードを買っていない方が多かったのも意外でした。
作品に集中したいということでしょうか。
私は日頃からドリンクだけ買ってポップコーンは買わない派なのですが、周りの方の空気感が他の映画とは少し違うな、と感じました。

私にとっての『嵐』という存在

実は私、嵐さんのファンクラブ会員でもなければライブに行ったこともない、ただのファンです。
いや、ファンというのも烏滸がましい、ただの嵐好き。

とはいえ、11歳の時にドラマ『謎解きはディナーのあとで』を観たことがきっかけで嵐さんを好きになったので、人生の半分くらいは嵐さんと共にあると言っても過言ではありません。
初めて買ったCDは、嵐さんのアルバム『Popcorn』でした。
今でもよく聴く、大好きで、思い入れの強いアルバムです。

私は、中学・高校時代に放送部だったということもあり、音楽が欠かせない青春時代を過ごしました。
母校では、年に一度の体育大会で競技中のBGMの選曲をできるのが放送部特権。
司会進行や音響、競技の実況などを任される代わりに、自分の好きな曲を流せるのが放送部の良いところです。

そうは言っても、自分の好きな曲ばかり流すわけにもいかないので、部員と相談しながら、流行りの曲や明るい応援歌をチョイスしていきます。
こんな時にも嵐さんは大活躍。
知名度が高く、明るい曲も多く、そして何より私が『Popcorn』以降のアルバムと『GUTS!』以降のシングルは持っていたので、必然的に曲数が増えていきます。
他のアーティストさんの曲もバランスよく流しているつもりですが、それでも全体の4割程度は嵐さんになってしまい、私の嵐好きを知っている友人に「翠雨ちゃんが体育大会牛耳ってるじゃん」とツッコまれました。
否定はできません。が、嵐さんの曲を流すと、生徒が座っているスタンド席が盛り上がるのが放送席から見えるんです。
そりゃ、流したくもなるでしょうよ。

BGM探しは前年の体育大会が終わった瞬間から始まります。
でも、高校3年の夏、第100回全国高校野球選手権記念大会のテーマソング『夏疾風』がリリースされたのが高校最後の体育大会が終わってからだったため、BGMで流せなかったことが心残りな21歳の私です。

とにかく、私の青春は嵐さんなくしては語れないのです。
ライブは倍率が高いことも知っているので、申し込んだことすらありませんが、映画なら確実に観に行けます。
まあ、ファンクラブに入って毎年応募すればライブに行ける可能性はあったわけですが、テレビとCDでそれなりに満足できていたので問題ありません。

さて、そんな私が、遂に、念願の、ライブ(?)初参戦です。

ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”を観てきました

長すぎて、どう略したらいいか分からない。
というか、略して言うのが恐れ多い。
『嵐にしやがれ』は「しやがれ」とか、『VS嵐』は「VS」とか、それほど長くない番組名すら略していた私が、こんなに長い映画のタイトルを略せなくなったとは、どうやら私の中の嵐さんが神格化してきた模様です。

一言で表すと、「嵐!!!!!」っていう感じでした。

これでは何も伝わらないと思うので、以下に書き残します。

見終わった瞬間、自分が長らく息をしていなかったことに気付きました。
「息をするのも忘れる」という言葉の意味を理解しました。

5色の総合芸術とでも言いましょうか。
煌びやかで華やかで格好良くて可愛くて、瞬きをする間さえ惜しくなる、日本を代表するエンターテインメント、ここに在り!という感じでした。
嵐さんは輝きという言葉が本当によく似合う。

歌やダンスなどのパフォーマンスや演出も本当に素敵で、大好きなのですが、その一つ一つを文字に起こしたら自分の心の中から零れ落ちてしまいそうな気がするので、宝箱にしまっておきます。

カメラの台数が多いからこそ見たい瞬間がしっかり収められていて、まるでその場にいるかのような錯覚を起こしそうになりました。
ムービングステージを下から見るなんてテレビではありえないし、ライブですら偶然その席になった人にしか見られない景色なのに。
そしてさすがのドルビーシネマ。
声援に包まれている感覚も、その錯覚を後押ししました。

衣装もとっても魅力的でした。
個人的に特に印象に残っているのは『I'll be there』から『La tormenta 2004』の途中にかけての探偵っぽい衣装。
登場した瞬間、「…っ、か、可愛い…!」と心の中で叫びました。

ライブのことは詳しくないけれど、1本の映画として純粋に楽しめました。
魅せられました。
バラエティ番組とも音楽番組とも違う、観たことのない嵐さんを観た気がしました。
まさに、夢のような幸せな時間でした。

今回の映画ではMCやアンコールはカットされていましたが、これは全部観たくなる。
また嵐さんのライブに参加できる日が来ることを心待ちにして、明日から頑張ろうと思えました。

映画の感想記録を書いてみて

これまでにも様々な映画のレビューを個人的なノートには書き留めていたのですが、こうやって他人が見るところに書くのは初めてで、少し緊張していました。
書き終わってみると、まだ何かが書き足りない気がしますね。
もう少し書きたかったことがあるような。
でも、そうやって下書きにいつまでも残していては映画の公開期間が終わってしまいそうなので、ここで区切りをつけることにしました。

3月22日、全米で公開されることが発表されましたね。
嬉しい。そしてなんだか、誇らしい。

エンターテインメントって、人生を、心を守り、保ちながら生きていくには、必要不可欠なものだと思うんです。
けれど、優先順位が高いわけではないから、有事の時には後回しにされてしまう。
いわば、平和の象徴です。

小さくても良い。
今を、これからを生きるすべての人に、エンターテインメントがあることを祈ります。

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