観光業界に身を置く者として、ニセコの冬を初体験してみた
こんにちは、Kiwi PRの植田聡子です。
大学院の修士論文は1月初旬に提出し、下旬に口頭試問がありました。合否の結果は今月末。論文のテーマは「スキーリゾートのグリーンシーズン」
日本のスキー人口はピーク時の1990年代から既に3割程度まで減少しています。この数字、スノーボード人口含めて、です。
ですから、単純に考えたら、
・現在のスキー人口のリピート率を高めるか
・新たなスキー人口を開拓していくか
しない限りは、スキー場の経営は非常に厳しいものになります。
だから通年の安定した事業展開が必要だよね、という視点で、論文は統計データやインタビューから考察してまとめました。
そのスキー場として調べたのが、ニセコと白馬でした。
ご存知のとおり、オーストラリアを中心としたインバウンドからの人気が高い、日本を代表するスキーリゾート。昨年は白馬3回、ニセコ2回訪問しました。でも、いずれもグリーンシーズン。冬は全く違うというのを自分の目で確かめようというのが今回の旅の趣旨。
宿泊は前回と同じヒルトンニセコビレッジ。ハイシーズンで庶民の私でも宿泊できる価格帯と利便性、温泉付き。元東山プリンスホテル。
10月に宿泊した時、ホテルは本当に空いていました。大浴場はほぼ貸切。日本人が中心で、朝食もゆったり楽しめて、その場のリクエストでシェフがオムレツを作ってくれました。
今回の体感として、お客さんの人数は10倍以上ではないでしょうか?朝食会場も多国籍で混雑していましたし、会場レイアウトも動線もグリーンシーズンとは違っています。ドリンクなどは2箇所に置いて混雑回避の工夫が感じられました。
以下、備忘録、個人メモ
インバウンド復活!中国が解禁されたら飲食店や宿泊スタッフが足りなくなりそう
オーストラリアの他アジア系は台湾、韓国、香港、タイ、ベトナムなど。
ヒルトンニセコビレッジでは欧米豪:アジア:日本=5:4:1(個人的感想)
思った以上にアジア系増えてる
外国人(アジア系)子連れファミリー多い
ボード初心者のアジア系若者グループも多い。結果、初級者向けコースが結構混んでる
欧米豪はホテルで半袖短パン素足、アジア系はダウンやコート着てる
アジア系のシニアご夫婦はスキーしない。ゲレンデ下で雪と戯れ、それを、スマホで撮影したり、観光を楽しんでいる
ノンスキーヤーのリゾートとしての滞在、増えてる
ホテルロビーでの飲食伴う休憩も多い。スキーブーツのまま寛げるカフェやランチほしい。
3世帯で来て、乳児をおばあちゃんが見ながら、若い夫婦がスキーも。
温泉は各国旅行客ともに満喫。欧米豪の浴衣姿、丈足りてない。
移住者による飲食店なども盛況。飲食店の夜はかなり混雑していて、普通のお店でも予約すべし。
ああ、書きたいことは他にもたくさんありますが、日本のスノーリゾート、アジア最強ではないでしょうか。利便性、雪質、ホスピタリティ、食。
雪はまさにパウダースノー。午前だけでなく、午後もずっと雪がいい感じ。
大切にしていくべき産業だと改めて感じた次第です。
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