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イギリスで保育士免許を取る。

現在、イギリスで保育士の資格を取得するために、現場で働きながら勉強もするapprenticeshipなる身分で働いています。フルタイムの就業は、2018年以来で、正直言えば不安が大きく戻りたくない気持ちが大きいですが、これも、家を買うため、フォトグラファーとして子供の写真を撮るため、もし日本に戻ることになったときのため…。働き始めてもう既に4ヶ月目が終わろうとしている自分に拍手を送りたいと思います笑

そもそもapprenticeship=アプレンティスシップとは?

「アプレンティス」とは「徒弟」や「見習い」のこと。職人の世界では古くから存在していた徒弟制が、英国で1964年に議会によって制度化され、「アプレンティスシップ制度」として現在でも運用されています。アプレンティスシップ制度は、就職を望む16歳以上の若者のために、Aレベル(大学進学準備コース)に代替する進路として設計されました。賃金を得ながら、仕事に必要なスキルを習得するためのトレーニングが受けられるため、大学の学費上昇や雇用市場の不安定化が進む英国において、近年改めて注目されています。

電通総研 https://institute.dentsu.com/articles/1656/

下の子が9月からプライマリースクールに入ったので、フルタイムで働こうと決断をしました、が、この国では運転もできない、言語に超絶な不安があるので電話応対や顧客対応などもってのほか!で、できる仕事がなく、永遠に無職だと信じていた時期もありました。(こんな自分が一体どうやってイギリス大学院を卒業できたのか…)

そこで、我が子達がお世話になったナーサリーのアプレンティスシップの募集に申し込み、なんとか無事に10月から働き始めました。

契約条件は、週5日、実働8時間、うち週6時間は勉強時間、約18ヶ月コース。

勉強時間をOTJ (Off The Job) と呼びますが、オンラインで課題を次々にこなし、最終的に筆記選択試験と口頭試験でクリアができれば、レベル2の保育士資格が得られます。レベル2はナーサリーでは入門の資格。でも私には十分…

ナーサリーでのアプレンティスの給料は、イギリスの最低賃金の半分しかもらえない、という理解でいたものの、私の年齢なのか学士号のおかげかよくわかりませんが、一般的な年収をもらっています。日本円で換算すれば年収400万以上。見習いの身でです。

その時のナーサリーの状況によってどこの年齢に割り当てられるかが異なるようですが、私は、0−1歳時クラスで、いわゆるBabyの部屋で一日25人ほどの赤ちゃんたちのお世話をしています。いやー本当に赤ちゃんは面白いしかわいい!

これまでも自分の子供と遊ぶ毎日でしたが、これがお金になるなんていい仕事!と思って、行きたくない気持ちを抑え自分を鼓舞して頑張っています笑

娘は、日本での保育園経験もあるので、よく日英間の保育園を比べるますが、そりゃ違いますよね。まあ、それはおいおい書いていこうと思います。

これで資格が取れたら、フォトグラファー兼保育士という肩書で、安心して子供の写真を取らせてもらえるかな?ああ、楽しい未来が待っているぞ。さて、先ずは、課題をやらねば…


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