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12回目の結婚記念日だった。年を経るごとにもうこんなに経つんだという想いと、あっという間だなあという想い、その他もろもろいろんな想いが交錯したりするけれど、巡り巡っていつもと同じ日常をたどる我が家が毎年、我が家らしいなあと思ったりする。

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夫は長男が生まれたころから家のこと、子育てのことには「普通に」参加し、「一緒に」やってきた戦友のような感覚がある。平日は今でいうワンオペ育児だったけれど、彼にできることを彼なりにやってくれるし、とても感謝している。けれども順風満帆な毎日ではなく、それなりにコミュニケーションの齟齬でけんかもしたし、不満もそれなりになくはない。接し方に関しても、子どもに対しては難なくできることも夫に対してはなかなか難しいなあと感じることもある。

当たり前のように、子どもたちと一緒に過ごすことも家事も、一緒にやってくれるが、時折負担を強いていないか心配になることもある。そうして聴いてみるけれど、彼の返事は「OK」の一言。

なかなか改めて「ありがとう」いう機会がないので、ほんの少しの気持ちではあるけれど、季節のフルーツをふんだんに使ったケーキと日ごろの感謝の気持ちを込めて、プレゼントを渡す。彼からは結婚した時から変わらない、ムーミンのイラストとともに「これからも一緒に」という言葉が添えられたカードをもらう。

「家族」でいるって簡単ではないけれど、こうやって毎年この日を迎えられることは私にとってはとても嬉しいことである。

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夫婦は家族の軸

子育てをしていると間違えそうになるが、家族の軸は「夫婦」だ。おおよそ夫婦が結婚した時に新しい家族が誕生し、夫婦の両方ともが亡くなったときにその家族も亡くなるからだ。

結婚生活なんて、死ぬまでなんとか一緒にやろうっていう人生最大のプロジェクトだったりするじゃない。

最近読んだ、TAKUROさんのインタビュー記事が素敵だった。

夫婦は、お互い同士、勇気づけあって暮らしていくもの。一緒に遊ぶことができない夫婦は、一緒に困難を乗り越えられるだけの力を持っていない。この言葉がいつも頭をよぎる。

夫婦の遊びレベルには①夫婦二人だけで遊べること。②夫婦が別々に、自分の友達と遊べること。③子どもも交えて、家族全員で遊べること。の3つのレベルがあるらしい。

幼い子がいるとなかなか①が難しかったりするのだけれど、「人生最大のプロジェクト」。これからも夫婦で一緒に乗り越えていこうではないか。



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