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左脇腹を守ってくれるもの


下着の左脇腹付近に安全ピンでつけた小さな小袋。
中には出雲大社のお守り。


本当は、お母さんといつか2人でするはずだった出雲旅行。
結局、結婚して子どもを授かったので行けず終いだったところ、父の退職祝いで会社から旅行をプレゼントされたので両親で出雲へ行くことにしたそう。

律儀な母は、私と2人でいくと約束していたのに、先に父と行くことになったと謝罪してきた。
謝ることなんて全然ないし、また親戚みんなで出雲旅行したっていい。
そんな日をいつか実現できたらいいな。


旅行から帰った母から届いた荷物の中には、たくさんのお土産とお守り。
「一緒に行けなくてごめんね。」と言わんばかりの、ぎゅうぎゅうに詰められたお土産たち。
お菓子や縁起物の食べ物や、アクセサリー、夫婦お揃いの箸などなど。
何か欲しいものあるかと聞かれたので、出雲大社のお守りが欲しいとお願いしていた。

御守りは常に身につけるのがいいというけれど、なかなか難しい。
首から下げようにも、授乳の度に息子が遊ぼうとしてしまうし、必ずポケットのある服を着ているとも限らない。
そもそも、落としそうでポケットは避けたい。

赤ちゃんを抱くのでパワーストーンのブレスレットもつけられなくなっている私には難易度が高かった。
それまで私は、毎日気分に合わせてパワーストーンのブレスレットをつけていた。

スピリチュアルを特別信じてる訳では無いけど、パワーストーンのお陰じゃないかってタイミングで救われたことがあって、何となく離せなくなっていたというのが正しい。
それも今や、ずっと浄化石の上だけれど。

持っているのは3つのブレスレット。
1つは、ブラックラリマーという3大ヒーリングの1つをメインにした癒しと魔除けのブレスレット。
この子のお陰で、当時めちゃくちゃ悪運だった人物と離れることが出来、今の夫と復縁することができた。
……と思ってしまうタイミングにやってきてくれた。

2つ目は、夫婦円満と女性性を高めるブレスレット。
これはかつて恋愛結婚をメインにお母さんが作って贈ってくれたのを、結婚を機に石を足したり抜いたりして組み替えたもの。

3つ目は、子宝とパワーを授けるブレスレット。
不妊治療し始めたときに作ったもの。産後のパワー不足もサポートしてくれるらしい。


そんな私のために、お母さんが作ってくれた小さな御守り袋。
下着に留めつけるなら息子に当たらない位置に付けられるし、落とす心配もない。
気分の問題なのは承知の上だが、やっぱり気持ちを込めて贈ってくれたものは嬉しい。
なんだか、毎日いいことがありそうな気がする。

だからお母さんに感謝しつつ、毎日私の左脇腹を守ってもらっている。
いつか出雲大社へお返しに行く、その日まで。




写真お借りしました。
ありがとうございます。

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