まず初めに断言しておきたい。私は本を結構きれいに読む方である。メルカリで新品購入して1回読んで売る時も、「新品、未使用」で出せるんじゃないかと毎回悩むくらいにはきれいに読める。小心者なので、ちゃんと「未使用に近い」で出品するけれど。

そんな私が、先日、大人になってから初めて本を読みながら破ってしまった。しかも、あろうことか図書館の本を！あぁ、なんてこった…。
言わなきゃ…。でも、言いたくない…。コラッ！人としてそれはダメ。でも、怒られる…？嫌だー！そんなことになったら、図書館に行きにくくなる…。でも、言わなかったら、ますます後ろめたくて行けなくなる…。というか、人としてそれはダメ。でも、大人で本を破る人なんてほとんどいないだろうし、ブラックリスト入り確定じゃん…。はぁ…。
腹をくくるのに時間がかかるのは、きっとHSPあるある。

「新品を購入して弁償してください」と言われたら、その足で買いに行こう。怒られても、露骨にいやな顔をされても、嫌味のひとつやふたつ言われても、私が悪いのだから仕方ない。どんな反応が来ても、とにかく私ができるのは謝り倒すこと。いろいろなパターンを想定して、最悪のパターンも想定して、返却日ギリギリとなった今日、ついに私は行動に移したのである。反省の気持ちが伝わるように、落ち着いた色の、いつもより少しきれいめの服を着て、いざ、カウンターに。

　　私　　：申し訳ありません。誤って、本を破ってしまいました…
図書館の方：どこですか？あ、ほんとですね。
　　私　　：本当にすみません。弁償…
図書館の方：あ、大丈夫ですよ。教えてくださってありがとうございます。

えっ？聞き間違い？…ありがとうございます？？…なんで？わたし、、、本を破ったんです！！！大切な本を破ってしまったんですーーー！！！

心の中で叫びながら、最後にもう一度謝って、カウンターを後にしながら、泣きそうになった。カウンターの方、優しかった…。

ここ数日、このことが頭の片隅にあって、気が気じゃなかった。無事に申告できて、しかも怒られることもなく弁償することも求められず、ホッとして気が抜けた。もう絶対、本を破るようなミスはしないとここに誓います。
HSPが図書館の本を破ったら、精神的にかなり疲れます。HSPのお仲間の皆様、ぜひお気をつけください。

ちなみに、謝りに行くまでにいろいろ調べましたが、もちろん各図書館のルールや本の状態によっては弁償になることもあります。とにかく、お借りしたものは傷つけないのが一番。お互い気をつけましょう。