夜って不思議
陽が沈み、人気が少なくなって街が静かになる。
部屋の電気を消したら真っ暗だ。
そんな季節になったね。
YouTubeやネトフリ観たり、ゲームしたり、読書したり、お酒で乾杯したり、子供を寝かしつけたり、サウナで整ったり、残業したり。
それぞれの夜がある。
私はかつて、疲れ果てて意識失う睡眠勢だったんだけど、体調を崩して色々な体験をした。
まず、寝られない。
瞳を閉じても、この暗闇が永遠に続くのではないかと思う恐怖に襲われる。
見えるはずのない何かが見え、夢か現実か錯乱する。
眠りにつくことが、遠く遠く遠くに感じる。
突然の涙が止まらない日もあった。
「おい泣くな!」と叫んでも、次々に涙が勝手に出てくる。
頭が壊れたかとおもった。
全身の力が抜けない。
深い呼吸が出来ない。
ずっと頭と胸が苦しい。
歯を食いしばり過ぎて、前歯と顎が痛い。
力が抜けず、マットレスに体が沈む感じが全くしない。
宙に浮いているとおもった。
眠るってどうやるんだ?
といつも自分に問う日々。
本気だよ。
暗い夜が、とても怖い。
だから、どうしても祈ってしまうんだ。
あまりに無力な自分が唯一できること。
『神様、どうかお願いします。』
私は医療人の端くれだけど、エビデンスのないなんちゃってアプローチはしてはいけないけど、それを承知の上で言うよ。
対象者、大切な人、己への祈り。
祈りの気持ちの力を信じちゃったりしてる。
それしか出来ない時があるからね。
今夜も祈るよ。
手を合わせる時もある。
胸に手を当てる時もある。
ベランダで空を眺めてあの人を想うよ。
そんな時もあってもいいじゃんね(カルテには決して書けないやつ)
これは2022年末に書きかけだった文章に付け加えて投稿しています。
最後まで読んでくれてありがとう。
またね。
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