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因数分解は大好物でしょ?『コミュ力なんていらない』石倉秀明さん #朝渋読書

石倉秀明さんが登壇された朝渋イベントの再放送を視聴しました。
淡々とした印象の石倉さんですが、その裏にはすさまじい準備力、段取り力があるのです。めちゃ尊敬します。

この本を読んでも、コミュ力は上がりません。仕事の成果が上がります。

チェックリスト

コミュ力って漠然としているけれど、仕事で成果出せるかどうかとは別物。因数分解されたチェックリストで自己理解を深めよう。

コミュニケーションの種類を「目的達成型」「関係構築型」に分けて考えられるようになると、相手のスタイルに合わせて関係性が良くなるんですね。

● 種類《目的完遂型》
□ 仕事などゴールが決まっている会話

● 種類《関係構築型》
□ 雑談
□ 家族との団欒での会話
□ 初対面の人と仲よくなる

● 手法《話す》
□ 相手に関係なくができる
□ 話すきっかけをつくれる(知らない人に話しかけるのがうまい)
□ 自分の考えていること、伝えたいことをわかりやすく伝えることができる
□ 面白く盛り上がる話ができる

● 手法《聞く》
□ 相手の言っていることを理解できる
□ 相手に興味を持っていることを伝えられる
□ 話を引き出すことができる

● 対応
□ 相手の気持ちを想像/察せられる
□ その場の空気を理解できる
□ 初対面でもなんとなく会話を続けられる
□ 相手の感情やその場の空気に合わせた対応、会話ができる
□ 普段しないノリでもついていける
□ に入って仲よくなれる
□ 解散し終わったあとでも関係性を続けていける

● 人数
□ 1対1でも会話ができる、会話に困らない
□ 複数人(4名など)の場で会話ができる、会話に困らない
□ 大人数(10名以上)の場でも会話ができる、会話に困らない

● ツール
□ リアルな場の対面での会話が得意
□ オンライン(Zoomなどを通して)での会話が得意
□ チャットでの会話が得意

コトに向かう

目的完遂型について、DeNA創業者の南場智子さんがおっしゃる「他人とか自分のことをあまり意識せず、コトに向かうように」というメッセージを引用して、解説してくださいました。

実は、「コトに向かう」って簡単なようで、難しいことなんです。
それは「嫌われるかもしれない」という不安からやってくる。
でも、仕事における関係性って、成果が出ていればなんとかなる。失礼なことをしなければなんとかなるんですよ。

この話をきいて、私は「気がつかない星人」なので嫌われてても気がつかないし、失敗も多いけれど、実は、楽に生きていて幸せなんだなと気づきました。

「気がつかない星人」の出典:『ねにもつタイプ』岸本佐知子
(略)
「気がつかない星人」は、一言でいえば"ものごとの隠された意味"が読めない。だから、 仲間うちで「法則当てゲーム」をやったりすれば("ママ"は唇が合うが"ハハ"は合わ ない、のたぐい)、きっと最後の最後まで負け残る。
(略)
「気がつかない星人」はまた、「気がきかない星人」でもある。他人が発する無言の信号 をキャッチしないので、"さりげない心遣い"とか"気働き""あうんの呼吸""相手を立てる"などという芸当は夢のまた夢である。だから、知らないうちに目上の人の不興を買っていることがしょっちゅうだし、当然、異性にはもてない。 私は、いつか自分の星に帰る日を夢見ている。そこでは誰もが「気がつかない」ばかりか、気がつかなければ気がつかないほど愛されるのだ。言葉はつねに額面通りだから、裏の意味をあれこれ詮索する必要もない。皮肉もレトリックも存在しない。気働きなんかする奴は、変人扱いだ。
そこはきっと、緑したたる美しい星にちがいない。

そして、朝渋コミュニティの仲間と一緒の「振り返り会」の時間に、「コトに向かう」について「嫌われてもかまわないから言う」という私に「 勇敢=敢えて勇しく」とフィードバックしてくれて、それも、とてもうれしかった。^^

悩みを分解して問いにする

解決策が思いつかないこと=悩み
解決策が思いつく=課題
悩みを減らして、考えるべき課題に変換する。

そのためにやることは、とにかく書いてみること。
書いてみれば気づける、気づけば解決できる。
書くときの心構えは、整理する前に出し切れ!MECEとかどうでもいい!

石倉さんは、こういう作業を、わざわざ時間をとるまでもなく、思考の癖として常にやっている。解決しないと気持ち悪い。

もし、書くことで外在化できない場合は、誰かと話してみるのもいいかもしれませんね。自分を外から見るのに、他人の目を借りられる。

良い「問い」ができれば、解決まですぐそこ。

朝渋イベントへの参加

1.このイベントの録画が見放題になる朝渋コミュニティのご紹介はこちら(イベント開催の”翌月”に見放題になるシステムです)
事前に本を読んだり、イベント後に感想文を書いたり、感想を話し合ったり、楽しく学びが深まります。

2.単発でPeatixからイベントに参加もできるよ

さいごに

石倉さんの言葉一つひとつに、勇気と希望をいただきました。
それに、再放送でも朝渋メンバーと一緒にコメントをやり取りしながら楽しく朝活できました!ありがとうございました。

(完)

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