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【2】卵巣がん疑惑


こんにちは。ねぼすけです🕊️
前回の【1】私と卵巣腫瘍 では、卵巣腫瘍が見つかった時のことをお伝えしました。
今回は、レディースクリニックから紹介された大きな病院での検査や、検査結果について書いていこうと思います。

レディースクリニックで「卵巣が腫れていて、嫌な影が見えるので大きな病院に行ってください」と言われた数日後、私は市民病院を受診した。
診てくれたのは私とさほど年齢が変わらなさそうな若い男性医師。内心心細さを感じながら、言われるがままに内診。「左の卵巣が大きく腫れています。検査をして行きましょう」とのこと。
あの何とも言えないしんどさの内診は、何度やっても慣れることがありませんね...。「力抜いてね」と言われても力んでしまいます。

その後、採血、MRI×2回、PET-CTを実施。
結果、腫瘍マーカーは正常値を大きく超え、PET-CTでは見事に卵巣部分が光っていました。
検査結果は「卵巣がんが疑われます」とのこと。
卵巣腫瘍は、事前の検査では良性、境界悪性、悪性の区別がつかない病気で、手術によって摘出された腫瘍などを病理解剖検査しなければ診断がつかないそうです。

そして、もう一つ。
私はPET-CTで卵巣以外が光っていました。
そこはリンパ節と言うらしく、リンパ節にもしがんが転移していたら「ステージ3」。「ステージ3の可能性もあります」と告げられ、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。

悪性(がん)が疑われる。それも、ステージ3?
28歳なのに?これから沢山したいことがあるのに。
がんだったらどうなるの?何で私が?私なにか悪いことした?

そんなことをぐるぐると巡らせながら、主治医の話を聞いていました。
早めの手術が必要であること。開腹は避けられないこと。本来であれば両側の卵巣卵管に加えて子宮も摘出する根治術が勧められること。

私は今後妊娠を希望していたので、妊孕性温存を選択したいと相談しました。
腫れが小さい右の卵巣卵管、そして子宮を残すことで一致。
妊孕性を温存できるのはあくまで「ステージ1」のみで、術後の病理診断でステージ3だった場合は早めに2回目の手術を実施し、残った右の卵巣卵管と子宮を摘出しなければならないと説明を受け、同意しました。

一か八だった。
私の身体のことを考えれば、左卵巣以外の転移の有無に関わらず、1度の手術で根治した方がいい。
でも。全てを取ってしまえば、今後妊娠はできない。全て取ってみて、もしステージ1だったら後悔しないだろうか。
夫婦で話し合い、私は左の卵巣卵管、そして右の卵巣に出来ている腫瘍、転移が疑われるリンパ節の摘出をする という方向性で決定。
このとき、開いてみないとステージ1か3か分からないにも関わらず、私の希望で妊孕性温存を尊重してくれた主治医には感謝しかありません。

そして手術実施は12月半ばに決定。
異変がたまたま見つかってから1ヶ月半での手術。
その迅速さと、検査や受信を最優先させてくれた職場に本当に助けられたと感じています。

次回は、後悔の可能性を潰すために訪れたセカンドオピニオンについて。

#卵巣がん #AYA世代 #生き方

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