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【総合職試験 教養区分】 企画提案試験


企画提案試験

企画提案試験とは、ある政策課題に対して受験生が解決策を提案する試験です。

【試験の流れ】


はじめに試験の流れを紹介します。

(1)1次試験合格後に、企画提案試験の参考文献が配布される
1次試験合格直後にインターネット上で参考文献が配布されます。配布時期は人事院のお知らせを参照してください。この参考文献を活用して、予備知識のインプットや本番でどのような提案をするかの素案を考えます。

(2)当日に、政策課題及び提案すべきことが問題として出される
制限時間(約1時間程度、不確かです。)内にA4用紙1枚で提案をまとめます。まとめ方は自由ですが、テキストベースよりも図や矢印がある方が伝えやすいと思います。

(3)試験官2名へプレゼンを行う
5分でプレゼン、その後に20分の質疑応答が行われます。質疑応答では、試験官2名が絶え間なく質問を投げかけてきます。自分の意見を持ちながら、簡潔に答えていくことを意識しましょう。

【対策方法】

僕が行った対策方法は
参考文献を確認して提案する素案を検討し、フィードバック(FB)を周囲の人から貰う
になります。

参考文献を見ると、ある程度、似た情報を持つ文献が複数個あると思います。そのため、本番に問われる政策課題の検討がつけられます。
例えば、
少子高齢化の情報が多い → 労働人口の減少かなぁ?
防災対策の情報が多い  → 国土強靱化に関することかなぁ?
といった感じです。こういった仮説のもと、自分で企画を考えてみて、周囲にプレゼンをし、FBをもらっていました。
実際に本番では、自分が予想した政策課題と大きく外れることはないですが、多少のズレはあるので、もともと自分で考えていた提案内容からの修正は行いましょう。

また、プレゼンをする際は、以下の手順で僕は行いました。
①政策を一言で簡潔に伝える
②現状の課題の説明(何が本質の課題であるのか)
③「それを解決するために、この政策を提案します」
④政策の具体的な内容
⑤展望
プレゼン時間は5分と短いので、全体的に簡潔に伝えることを意識しました。

最後に質疑応答ですが、正直、2回受験をして、どちらもその場で考えさせられる質問が飛んできました。当たり前ですが、2人の試験官はプロの行政官であるため、自分たちよりも圧倒的に知識があり、意見も鋭いです。
ただ、そこで自分なりの考えを伝えることが大切であるので、諦めることなく考え続けましょう。(精神論っぽくなりすみません、)そして、自分の考えを丁寧に伝えることができれば問題ないと思います。

リンク集

【試験概要】

【政策討議試験】

【人物試験】

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