良品計画の「MUJIが生まれる「思考」と「言葉」」。KADOKAWA。
無印良品の「あの感じ」が、どのような考えの元で生み出されているのか綴られています。「あの感じ」と書きましたが、この本ではその感じのことを、
「感じ良い」と表現しています。無印良品は「感じ良い」。
確かにそうだなぁと思います。日常のように佇んでいるんだけれど、その佇まいが「感じ良い」。この本も、感じ良い佇まいですね。

この本に出てきた言葉で面白いと思ったのが、「自己家畜化」という言葉。
社会の仕組みや、社会で価値あるとされているものに、自分を合わせてしまうこと。多分、無批判にそうなっている状態を「自己家畜化」というのだろうと思います。今一度、自分のあり方や、自分にとっての心地良い暮らし方について、思いを巡らせる必要があると感じました。