芸能人の死

神田沙也加さんが亡くなられたそうだ。

神田沙也加さん死亡、ホテル高層階の部屋から転落か…連絡つかず事務所が警察に通報 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

ご冥福をお祈りいたします。

私はテレビも見ないし、芸能界にも興味がないので、「お若いのに気の毒」以外の話はあまり興味がない。でも、訃報を伝える記事の下のほうに、「いのちの電話」の案内があったことに、とても違和感があった。私が見たどの記事にも掲載されていた。

「神田沙也加さん 仕事、プライベートでも誹謗中傷…それでも “ひた隠し” にしていた心の叫び」より


違和感の一つは、記事には「転落」とあって、「事故」なのか「自殺」なのかまだ分からないと書いてあるのに、人々に死因は「自殺」と思わせたいという力が働いていると感じることだ。この茶番で、こういう誘導はイヤというほど見せられてきた。

また、芸能人はあちら側のコマに過ぎないといわれるが、”死”さえイメージ操作されるのを見るのは、気持ちのいいものではない。



もう一つは、「いのちの電話」って本当のところ、どういう組織なのかはよく知らないのだけれど、精神医療への勧誘ではないかということだ。

我が子を薬害に遭わせたり、薬害についていろいろ情報を集めたり、今回の茶番を経験して、「慈善事業」だとか「善意の組織」というものには、必ず裏があると思うようになった。ロックフェラー財団もそうだし、献血、リボン運動もそう、・・・。

私はお心が汚れてしまったのだろう・・・


では、「いのちの電話」とはどういう組織なのか。

電話によるカウンセリングあるいは電話相談を行う組織をいう。 1953年イギリスの Ch.バラが自殺予防をおもな目的として「サマリタンズ (よき隣人) 」の名称で始めた。 63年には A.ウォーカーがシドニーで同じ趣旨の「ライフ・ライン」を始めたが,これが電話相談の代名詞のように使われるようになった。現在はこの2つの組織に属する電話相談センターだけでも数十ヵ国 400以上の都市に定着している。あらゆる悩みごとに応じるのが原則であるが,特に自殺防止に重点がおかれ,各国から画期的な成果が報告されている。精神科医,弁護士をはじめとする専門家も協力者として重要な役割を果しているが,電話相談を直接担当するのは各国とも訓練を受けたボランティアで,24時間体制で電話を受けている。面接相談が併設されている場合もある。日本では約 40ヵ所に組織がある。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


我が子を心療内科に連れて行ってしまったその入り口は、行政の「こころの相談室」だった。たまたま近くの施設でやっていたから、”無料”だし、ちょっと相談してみようという軽い気持ちで行った。相談員は精神科医で、一度、ウチの病院においで、と言われて行ったというわけ。

「サマリタンズ」って、「聖書」にあるあの有名な「よきサマリヤ人」から来ているのだろう。

子どもを連れて行った病院には、「聖書」の聖句があちこちに貼られていた。おまけに、診察のときに、医師が、よくなるようにと”お祈り”をした。良かったのは最初の日だけ。翌日から子どもは狂った。毎日がジェットコースターに乗っているようで、家庭も人間関係もズタズタになった。

あの病院の聖句は悪魔の言葉で、お祈りは悪魔に捧げられたものだと思う。たとえ「聖書」を信じたとしても、キリスト教には抵抗があるのはこの体験が大きい。

私の体験と同じようなことが起きるとは限らないけれど、相談が”無料”のところほど気をつけなければいけない。

精神医療は心の病をなんとかしてくれるものではなく、死に追いやる機関だ。

何年か前、自死遺族の支援を行っている田中幸子さんのお話を聞きに行ったことがある。ご自身も大事な息子さんを自死で亡くされている。
「ときを結ぶ」(12) 「自死遺族」 (47news.jp)

田中さんの息子さんも精神医療に通院していたそうだ。ふつう、死のうとすれば、かならずためらいがあるもので、一度失敗するとあきらめることが多いそうだ。しかし、息子さんは、田中さんの表現を借りるなら、「一生懸命死のうとしていた」。ためらいもなく、何度もトライした末のことが、痕跡を見て分かったそうだ。

その田中さんのところに相談に来られた遺族の話を聞けば、自死されたほとんどの人が精神医療に通院していたとのこと。若い女性はほぼ100%。

大手メディアは1ミリたりとも信用しない。だから、このような記事は、自殺を煽り、精神医療に繋げようとしている気がしてならない。茶番で人々の日常生活を破壊し、液体のみならず、芸能人の死を利用して、まだ儲けようとする。そして、人々を死に追い込み、人減らしもしようという意図なのだろうか。そうであるなら、大悪魔だ。

「いのちの電話」で、それこそ文字通り、真摯に命と向き合っておられるボランティアやスタッフの方もおられると思う。でも、一人の芸能人の死、それも自殺かどうか分からないと書いているその記事に、「いのちの電話」の連絡先が掲載されているのが、とてつもなく気持ち悪い。そう思うのは、私くらいかもしれないけれど。





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