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経緯

経緯とは元々縦糸と横糸を表す言葉だった

縦横に入り組んだ糸のように複雑な事情など


事柄の境目を表すために引いた線を境界線というが

知るべきことは線を引くのは自分であるということ

なぜなら万事は自己存在と密接に関わりながら、褒めるべきこととして思えたり、なじるべきこととして思えたりしているからだ、また境界線は時に移動もする


ある人の見たものが写真に写し出されても

その心の中を知ることはできない

見えるものと見えないもののあいだにあるもの

そこに残されたものは
想像する余地

故人がその眼鏡越しに
何を見ていたのかを知ることで
見える景色は変わるのだろうか

▼abrakadabra▼

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