シャン語(タイヤイ語)とは?

ミャンマーのシャン州や、タイ北部で話されているタイ系の言語です。ミャンマー側では、一般的にシャン族の言語と説明されていますが、必ずしもシャン語を話せる人ばかりではありません。(ちなみに、ミャンマー側のシャン族人口は、290万人程度と言われています。)(※1)

タイ語と同じく、基本語順は主語(S)+述語(V)+目的語(O)のSVO型です。また声調言語で、6つの声調を持ちます。(※2)

文字は、ミャンマー語とよく似たシャン文字を使います。例として、「こんにちは」を書いてみましょう。

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違いがお分かりいただけるでしょうか?

残念ながら、日本では、シャン語を学習する機会がなかなかありません。ですが、無料で使えるオンライン辞書(http://sealang.net/shan/dictionary.htm)があるので、文字さえ覚えれば何とか自学自習ができそうです。辞書や参考書についての詳しい話は、また後ほど!では!


※1高谷紀夫(2009)「シャン」桃木・小川ほか編『東南アジアを知る辞典』192頁より。

※2地域によっては、声調が5つや3つの場合もあるようです。



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