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化学反応を起こす読書法

日本法人マイクロソフト株式会社 元代表取締役社長成毛眞は「本は10冊同時に読め」と言っています。

なぜ、本は10冊同時に読めなのか?

世間話や雑談が上手い人は、満遍なく得た情報の編集が上手い人でもある。それを真似るに当たっては、インプット過多に陥ることなく、ほどよく満遍なく、その本人が編集しなければ、繋がらなそうな話題、知識を仕入れる必要があります。。そのために、本を10冊同時に読む。

例えば、マーケティングの本、駅伝の本、仏像の本、量子コンピュータの本、応仁の乱の本、低音料理の本、刀鍛冶の本、サボテンの本、ウィスキーの本、椅子のデザインの本を同時に読み進める。

おそらく世界中を探しても、今、このタイミングで、これら10冊の本を併読している人は自分以にはいないはずだ。つまり、この10冊、そして現在の社会状況との化学反応を起こせる人は、自分しかいないということ。だから、10冊くらいは同時に読むのです。

つまり、様々な情報が組み合わされることでその人にしかない発想やユーモアを手にするためです。そして、それが独自の人間性を生み出し、社会にいい影響を与え、かつその人自身の人生も豊かにするのです。

どのように10冊同時に読むのか?

同じ分野の本は併読しない。何冊か読みたいと思っても、1ジャンルは1冊まで。読み終わったら、次の本を開く。テレビでも同様。シリーズものを何週間が撮り溜めても、それを続けて見るのではない。サイエンス番組の後には歴史もの、歴史ものの後には紀行ものなどといった具合に、シャッフルさせる。

重要なことは、化学反応は必ずしもすぐに起こらないと知っておくこと。いつも必ず爆発のような過激な反応があると期待していると肩すかしを食らいます。化学反応は、すぐにそれと分かるものばかりではありません。時間のかかるものもある。長く寝かされた酒には、いい酒が多いが、それはじっくりと化学反応を引き出しているからです。

「今日この本を読んだから、今日その成果を」のように、早く目に見える成果を欲しがる人は多いのではないでしょうか。何をやるにしても、やはり、焦りは禁物です。目には見えない土の中に根が大きく張っていなければ、キレイな花は咲きません。強くて大きな根が張りめぐらされるには、時間が必要です。その根を張り巡らせる作業が10冊同時に読むことです。時間をかけて情報という根が張り巡らせられたら、あちこちで豊かな人間性が花開くでしょう。その人間性こそ、あなたに豊かな人間関係、仕事、そして人生をもらします。そのあなたの生き方そのものが社会にいい影響を与え、より豊かな社会への希望となっていくのです。

#ビジネス #読書 #人間性 #仕事 #人生

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