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歯列矯正は「知らなかった」が多すぎる⑥矯正歯科選びで重視すべきだった点


A矯正歯科で実質断られ、いったんは歯の矯正を諦めた私でしたが、B矯正歯科であっさり受け入れてもらえたので正式に契約をし、矯正が始まりました。



よく、歯の矯正はすごく痛いと聞きますが、実際やってみると本当に痛かったです。


そして私の場合、色々とオプションの器具を使用しなければならず、ビビりにはきつい処置が何度もありました。


しかし先生は、「痛いよねぇ〜、まぁ〜でも頑張ってもらうしかないんですねぇ〜」と、どこか他人事でした。


数回通ってみると、ここは先生も衛生士さんも冷たいな…と思うようになりました。


私は、矯正歯科ってもっと患者に寄り添ってくれるものだと思っていたのです。

「痛いし時間もかかるけど、頑張りましょうね☆

我々がしっかりサポートします!」



みたいな…

勝手に想像して勝手にガッカリしてしまっただけなので、矯正歯科側からすれば迷惑でしかないかもしれません。


だけど、B矯正歯科は何だか頼りづらい雰囲気が漂っているのです。


なぜだろう。


考えて、私はあることに気付きました。



B矯正歯科は複合ビルの中にあり、中はあまり広くありません。

最低限の部屋に最低限の設備を入れた、という感じです。


だから診察室は、診察台が横一列に並んでいるだけで、隣との仕切りがありません。



通路も「人が一人通るには十分」という感じなので、いろんな機械や人との距離が近い中で診療を受けることになります。


私は最初、このような環境に対して何とも思いませんでした。

小さい頃に通った歯科もそんな感じ(さすがにもう少し広かったけど)だったからです。



でも歯の矯正が始まって、先生に色々質問や相談をしようと思ったとき、そのような環境では言いづらいということを実感したのです。


これは大きな誤算だったと思いました。



また、私は特殊な例かもしれませんが、矯正中に流産を2回、出産を1回しました。


矯正は、途中でもレントゲン撮影をすることがあったので、ごく初期でも妊娠していることを伝えないといけないときがありました。


「隣の診察台にいる患者さんも、あっちで書類を整理している衛生士さんも聞いてるんだろうな…」と思うと、やはり言いにくかったです。


そして特につらかったのは、流産のときです。


流産の手術との兼ね合いで矯正歯科の受診日をずらした際、電話で流産したことをきちんと伝えたのに、

後日行ったら、担当してくれた衛生士さんが「つわりで歯磨きしづらくありませんか?大丈夫ですか?」と言い始めたことがありました。


話がちゃんと伝わっていなかったのです。


「流産したので、もうつわりはないです」と言うと、衛生士さんは謝ってくれましたが、さすがに気まずい雰囲気になってしまいました。



矯正中の受診は月に一度なので、先生も衛生士さんたちも患者一人一人のことを覚えていないし、そもそもそんなに気にかけていないという印象でした。



患者さんは他にもたくさんいるのだし、仕方ないといえば仕方ないことです。


ただ、情報の伝達や共有がうまく行っていないことを「仕方ない」では済ませられないと思います。




あ、そういえばもう一つ思い出したことがあります。


あるとき、診察室の入り口で小学校高学年くらいの女の子とお母さんが、先生と話していたのですが、私がその横を通ったときに先生が

「生理はもう始まりましたか?」

と聞いているのが聞こえてしまったのです。

声をひそめる様子はなく、はっきり言っていました。

ちなみに先生は年配の男の先生です(B矯正歯科の先生は複数いて、私はあまりこの先生とは関わっていません)。


そんな話を、誰にでも聞かれてしまうところでするのはいかがなものかと思いました。



やはり、矯正歯科はある程度閉ざされた空間を提供したほうが良いような気がします…



もし私に事前知識があったら、診察台が仕切られていない矯正歯科は選びませんでした。


しかし、先生やスタッフの人間性や自分との相性を最初に見極めるのは、かなり難しいと思います。


何箇所比較しても、納得のいく矯正歯科を見つけることはできないかもしれません。



でも、せめてもう一軒回って比較すればよかったと、私は後悔しています。



次は、歯の矯正中にやるべきだったと後悔していることについて書きたいと思います。

続きは↓



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