東京に住んでいた頃がもう本当に何年も前で懐かしいです。

巨大な大蛇のように、不気味であり、神々しくもある、不思議な魔力に溢れている東京。

私はこの街が好きです。

子供の頃、家族旅行で東京を車で抜ける時、高速からビルを見るのが大好きでした。

おそらく首都高と思われる、立体交差する道、そこから見える夜景もロマンチックでまるで異世界の様でした。

母が若い頃、東京に出てきていたこともあり、その時に感じた様々な思い出を語ってくれていたことも東京に憧れる要因になったと思います。

様々な世代が若い時に出てきて、それぞれの思い出を作る街。

夢みる夢人達が当たり前のように集って、交差していく街。

街を歩くとひとつのビル、喫茶店、通り過ぎる人までもどこかドラマや映画のワンシーンのようで、まるで現実ではないかのようでした。

新しくこの街の住人になる方、出て行く方、それぞれに東京という街は心に残り続けていくでしょう。

変わっていく街のなかで思い出だけが時を止めて今も私の心にあります。

毎日あの街にいたのに、今はひたすら子育てで田舎から全然出ない毎日だけれど。

東京で新生活を迎える方々にエールを。

今の東京でたくさんキラキラの思い出が出来るといいですね！