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【極寒のソウル】東大門路地裏でタッカンマリに大満足

こんにちは。myコンサルティング 代表の坂元です。
先日韓国に出張に行ってきましたので、最新の韓国事情をレポートしたいと思います。


最初の韓国訪問は2003年

2024年1月22日(月)から24日(水)までの3日間韓国に行ってまいりました。韓国にはもう数十回行っていて、最初に韓国に行ったのは2003年のことです。

当時韓国は1997年にはじまったアジア通貨危機から立ち直ろうと必死でした。国を挙げて韓国文化を海外に輸出しようという動きが生まれたのもこの頃です。

日本との関係でいえば2002年にサッカーの「日韓ワールドカップ」が行われました。それまでけっして良いとはいえなかった両国の関係を、この機会に盛り上げていこう。そういう機運が盛り上がっていた頃に、私は韓国を初めて訪問しました。

ソウルの街並み

5年振りの韓国はやはり興味の尽きない国

その後は韓国ではじめた事業がうまくいかなかったりして、私の韓国訪問は楽しい旅ばかりではありませんでした。でも韓国に行ってみると、いつも新鮮な驚きがあり、興味の尽きない国だという印象を新たにするのでした。

今回もコロナ禍もあって少し足が遠のいていた韓国を思い切って訪問しました。2019年以来5年ぶりの韓国訪問です。
訪問してみると期待に違わず、老舗の味を堪能できたり新鮮な発見に驚いたりと、素敵な時間を味わうことができました。

以前から韓国でのビジネスパートナーとしてお付き合いさせていただいている李王載(イ・ワンジェ)さんにアテンドをお願いしました。

絶品タッカンマリ。ハルメ(おばあちゃん)の味は健在

旅のハイライトのひとつは、以前から通っているタッカンマリの老舗を再訪すること。
お店の名前は「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」

タッカンマリは鶏を一羽まるごと煮込みシンプルに味付けしたものです。同じ丸鶏を使う料理でもサムゲタン(参鶏湯)がニンニクやナツメなどを詰めて濃厚な味付けにするのとは対象的です。

地下鉄の東大門駅の近くにある通称「タッカンマリ横町」という路地にあるこの店は1978年の創業。創業者・陳玉華ハルメ(おばあちゃん)の味は、いまも健在でした。

この店を訪れたのは一日目の昼。にもかかわらず気温は零下10度でした。極寒のソウル・東大門の路地裏で熱々のタッカンマリを堪能しました。

陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ
熱々のタッカンマリ

冬ソナのロケ地は東南アジアからの観光客がいっぱい

二日目はイ・ワンジェさんの薦めでソウルを流れる漢江の上流にある「冬のソナタ」のロケ地・南怡島(ナミソム)へ。

ペ・ヨンジュンとチェ・ジウの主演で日本の韓流ブームに火を点けたといわれているこのドラマのロケ地は、いまでも韓国では大人気。

最近ではインドネシア、タイ、ベトナムなど東南アジアから観光客も多く訪れます。自国にはない冬の寒さを楽しもうと東南アジアから訪れた観光客で、気温零下12度のこの日も南怡島(ナミソム)は賑わっていました。

私たちは主演の二人が自転車に乗ったりキスしたりした場所を観光したあと、このエリアで有名なタッカルビ屋さんで昼御飯。

タッカルビとは鶏肉とキャベツやタマネギ、にんじんなどの野菜を甘辛いコチュジャンで炒めた料理。もともと南怡島(ナミソム)を含む春川(チュンチョン)地方の郷土料理でした。
いまでは韓国だけでなく日本でもたいへん有名になっています。

南怡島
タッカルビ

タッカルビを食べたあとは最新のカフェを満喫

このタッカルビでお腹がいっぱいになったあとはソウルに戻る途中で、最近増えてきた超大型のカフェを満喫しました。
私が行った「DAENERYS」という名前のカフェは地下一階、地上三階建て。西洋風のお屋敷かお城みたいな雰囲気でした。

調度品や内装もアンティーク風に統一され、海外に行かなくてもヨーロッパ気分が味わえるのが不思議な感じです。一歩外に出るとそこにはハングル文字の看板が並んでいて韓国そのものなんですけどね。

コロナ禍で海外に出られなかった人びとのストレスがこうしたカフェを生んだのでしょうか。
今回は時間がなかったので一軒しか行けなかったのですが、次回行った時は何軒か巡ってみたいと思いました。

「DAENERYS」外観
「DAENERYS」内観

ロッテホテルで感じた韓国にワインブーム到来の兆し

2日目の夕食は宿泊したロッテホテル内にある現代韓国料理レストラン「無窮花」(ムグンファ)で宮廷料理のコースをいただきました。

本当はロッテホテルに近い明洞に繰り出して韓国居酒屋で一杯といきたかったのです。でも零下10度を下回る極寒の街に再び出て行く勇気がありませんでした。

「無窮花」(ムグンファ)は日本語の木槿(むくげ)のこと。韓国人が大好きな、韓国を象徴する花です。その名前に違わず素晴らしい味でした。

ここで驚いたのがずらっと並んだ高級ワインの数々。5年前に来たときには普通の韓国料理レストランがこれだけのワインをそろえているなんてあり得ませんでした。

この店だけかと思ってホテル内のワインショップを訪ねてみると、そこにも立派なワインのコレクションがあって、さらにびっくりしました。

日本では和食とワインのコラボはいまや当たり前です。
それと同じように、いよいよ韓国でも韓国料理とワインの素晴らしいコラボが生まれる気配です。

ワイン好きの私にとって、この発見は今回の韓国訪問の大きな収穫になりました。

株式会社myコンサルティング
代表取締役 坂元 康宏

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