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つらかった時の話をします #1

自殺なんて、なんでするの!?
死ぬ気でやればなんでも出来るでしょ!?

そう思っている人ほど気をつけた方がいいのかもしれない。

私もそうだった。


2016年4月1日。忘れもしない。


当時31歳だった私は、家族全員が元気で平穏に過ごすことが何よりの幸せだと常に思っていた

当然、 仕事よりプライベートが優先であり、仕事の出来も普通、出世欲も皆無だった私が異動により、出世コースに乗ってしまった日だ。


「なんであいつが!?ありえない。。」


大企業で出世したい同期や先輩からはこんな声がチラホラ聞こえてきた。


いや、露骨に言ってきたヤツもいた。


当然、自分でもなぜこうなったかなんて分からない。

強いて言うなら顔面コンディションと性格がズバ抜けて良いからだろうか。
(本気でそう思っている節がある)

住み慣れた金沢のマイホームを離れ、家族と共に250km離れた都市への異動だ。


異動先は今までとは全く異なる業務内容だったが、自分でも気付かないうちに天性の才能が爆発したのだろう。そつなく何でもこなしている自分がいた。

とはいえ業務量は多く、この頃はひと月に終電で帰る日が続いていた事もあったのは事実だ。

具体的にどんな業務をしていたかというと、私が所属していた部門、名古屋を拠点とした中部管内の約650億の売上を死守すべく、現勢と目標の乖離から打ち手を考え展開し、現場の皆さんに実践していただくというのが主な内容だ。要するに管理部門での旗振り役である。

異動前、指示を受ける側の立場だった私は現場が疲弊しているという事を管理部門の誰よりも把握しており、なるべく現場には負荷を掛けない打ち手を展開していこうというのが私の最上位概念だった。


甘いこと言ってんじゃねーよ。


多くの皆さんがそう思っている通り、
当時の上司には幾度となく起案を突き返された場面を今でも鮮明に覚えている。


負荷を掛けない=ラクしたい

もちろんこのような思考ではない。


ここでいう負荷を掛けないとは、株主である企業に対し、あまりにも配慮し過ぎた意味のない打ち手だ。会社が理念として掲げている顧客第一主義とはどこにいった?
まさに、打ち手が理念へとつながらない、ねじれを起こしている打ち手。

皆さんの会社でも同じようなことで現場の最前線が疲弊していないだろうか?

話が少しそれてしまったが、現場が求めるモノ(=顧客に利益があるもの)と管理部門が展開する打ち手(=株主に過度に配慮したもの)に乖離があればあるほど疲弊し、業務に対してのやりがい・面白みを感じられずモチベーションが下がり続けるという事を、何とか食い止めたかったのだ。


いま会社に向かっている皆さんも自分自身に問いかけてほしい。

「ワクワクしているか?」 と。


2017年7月25日。


いよいよ歯車が狂い出した日だ。

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