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土曜雑感 vol.127~本日のテーマは「タイムパフォーマンス」です

先日放送したNHKのクローズアップ現代で「タイムパフォーマンス(タイパ)」という聞き慣れない言葉を耳にしました。番組は、若者たちがタイパをどう捉えているかとの視点で作られていました。

調べてみると、タイムパフォーマンスとは「かけた時間に対する満足度」のことで、費用対効果のコストパフォーマンスにちなみ、「時間対効果」と言い換えられるようです。

意味を理解しながら自分自身に当てはめてみると、人生の中でタイパを強く意識したのは退職直前からでした。もっと言うならば、平社員に降格して閑職となった頃から、漠然と考え始めたのかもしれません。

著書「定年は自分で決めよう」でも書きましたが、私は会社が定めた定年の1年前に退職しました。退職金規定により、定年退職の満額ではなく、自己都合退職扱いで減額された退職金が支払われました。

コスパの視点で考えれば、損をしたことになります。それでも、あえて早期退職を選んだのは「時間=タイム」を重視したからです。「あと1年の辛抱」と考えるか、「1年がもったいない」と考えるかの選択でした。

タイムパフォーマンスに当てはめると、この決断は「人生でとても大きな効果があった」と自信を持って言い切れます。退職後の1年間、さまざまなことに挑戦し、経験を積み、それが財産になったからです。

仮にコストにこだわって1年間我慢したとしても、得られるものは上乗せされた退職金だけです。挑戦もできず、経験も積めず・・・タイムパフォーマンスとしては満足度の極めて低い1年になっていたでしょう。

タイパという今の言葉でなくても、昔から「時は金なり」という素晴らしい日本語があります。時を逸すること、時間を無駄にすることほど、マイナスな人生はないという先人の教えです。

フリーランスになって、さらにコスパの面では効率が悪くなりました(苦笑)・・・が、タイパは引き続き高水準を保っています。人間には無限の欲がありますので、さらにタイパを挙げていくためにガンバリます!

★「時は金なり」を実践した私の経験談を書いた著書です


noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!