飛び込め、わたしの現場に。
2018年。
私は、今のフルリモートワークという働き方を続けていけるのだろうかという不安や、自分の興味関心を形に残したいという思いから、意識的に様々なことに手を出していた。
1月、中途半端になっていた学びに方をつけるべく、整理収納アドバイザー1級の資格を取った。
4月、前年からミーティングに参加してきた金沢の企業、こみんぐるにjoinし、複業をスタートさせた。
7月、悲しい児童虐待事件を受けて自分にも何かできることをと思い、金沢市議の元を訪問した。
8月、2度目のkintoneアソシエイト試験を受けてかろうじて合格した。
9月、金沢市の移住者ネットワーク構築に声かけをいただいて、移住を検討している方との意見交換会に参加した。
11月、子育て世代かつフローレンス職員ということもあって、金沢市の子育てと教育を考える懇話会に呼ばれて参加した。
1年の模索の中で、資格を2つ取ったり、リモートワーク×パラレルキャリアワーカーとして登壇の機会を頂いたり、新しい出会いもたくさんあった。
でも、全ての活動が充実していたとは言い切れない。その違いはどこにあったのか。
答えは、その活動の場が、私の課題意識の「現場」であったかどうか、そこな気がする。
私が日ごろからもやもやと持っている課題意識にフィットした現場だと、
「そっか、実際はそうなんだ」
「うわあ、こんなことしてる人いるんだ」
と自分が思っていた以上の学びや出会いという結果を得られる。
ただの模索や証明探しでは得られるものも少ない。
2018年をがむしゃらに動いて、動いて、動きまくって、ようやく遅ればせながら、目的や課題意識をもって動くことを大事だと思えた。
そんなことは百も承知、という方には非効率的で無駄が多いように見えるかもしれない。でもそうしないと気づけないのだ、私って人間は。
フローレンスには8つの行動指針があり、その中にこんな言葉がある。
「飛び込め、我らの現場に」
現場に行って、現場を体感し、現場から学べ、という意味だ。
評価シートにあるこの項目に点数をつけるとき、いつも困っていた。
「現場って、東京じゃん?全然いけないじゃん」と。
でも本当にそこだけが現場なのか?ということまで考えていなかった。
フローレンスは社会課題解決集団である。
日々の行いから小さな変革を起こし、社会課題を解決していく。(それが多様なスタッフに共通するアイデンティティでもあると私は思っている。)
社会課題があるのは東京だけではない。すなわち東京ばかりが現場なわけでもない。
遠くから眺めるものではなく、現場に入り込んでこそ見えるもの、分かることがあるはずだ。
会議室で大量に印刷された資料以外に見るべきものがある。
自らが一次情報に触れなければわからない世界もある。
来年はわたしが見たい現場にどんどん飛び込もう。
小さいことでもこの地で1つの解を作ることが、フルリモートスタッフとしてのミッションなのではないだろうか。いや、そうなんだ。そういうことにしよう。決めた。来年はこれだ。
現場に飛び込む、そして小さな解を作る。
2019年の終わりにはこう言いたい。
「金沢で1つ、社会を変えた」
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