中学生のころ、ソフトテニス部という部活に入った。
おそらくこれがぼくの生まれてはじめてスポーツをちゃんとやった経験。

ラッキーなことに、レギュラー入りをすることができたし、ぼくのペアより他の2ペアの方が強くて、区大会、市大会、県大会を突破し、九州大会まで進むことができた。

そういうラッキーが大きく働いて聞くだけだとそれなりの結果を持っているように思えるけど、実際、ぼくはスポーツは得意な方でもないし、本当にたまたまだと思っている。

とは言っても、結果的には九州大会で負けてしまった。
地元に帰りつき、解散するときに顧問が言ってた言葉が今でも何気に礎としてよく思い出す。

「他の学校は、ジュニアがいたりして強い。でもうちは一般ピーポーでいい。当たり前のことを当たり前にやればいい。」

当たり前のことを当たり前にすることで、結果は残せるということを教えてくれたような気がしている。

ここまでの人生で何の取り柄もない自分、一般ピーポーな自分が大学院まで進学できたり、仕事で大きな仕事を任せてもらえたりするまでには自分が思う「当たり前」を積み重ねてきたからだと信じている。

普通の事を普通に、当たり前のことを当たり前にやる。その強さを身を以て知ることができたのは幸せで貴重だったと今になって思う。