モラハラ元旦那との話*7.限界と脱出*
今回は元旦那からの
モラハラに限界を感じ、
ついに家を出るお話です。
*7.限界と脱出
新居に引越し、
新婚で子どもも産まれたと言えば、
一般的には幸せな生活を送っていると
想像できると思いますが、
私にとっては
全く幸せや楽しさを感じない生活でした。
前回、子どもが産まれてから、
彼が赤ちゃん返りをしたような状態に
なってしまったと書いていたのですが、
子どもに対しての接し方も
だんだんと異常になってきていました。
・子どもが泣いていても、
「抱き癖がつくから暫く放っておけ」と言い、どんなに泣いていても暫く放置。
・泣いている顔をじっと見て観察。
・離乳食を食べさせる時には
スプーンを口に持っていき、
ワザと口に入れずに離して泣かせる。
・滅多にない元旦那がお風呂に入れるという日、シャワーを直接子どもの顔にかけて泣かせる。
・子どもに「ちょうだい」と声をかけて、子どもがおもちゃを渡さないと手をバシっとたたく。
細かい事まで挙げるとキリがないですが、
虐待じゃないか?と私も悩んでしまう程、
彼の子どもに対しての行動は異常だと思いました。
今までは
私が我慢していればどうにかなっていたけれど、このままだと、子どもにも辛い想いをさせてしまうと思った出来事でした。
子どものことを考えると、
このまま一緒に暮らすわけにはいかない、と離婚を決意しました。
そして、
次に彼が怒りを爆発させたら
子供を連れて絶対に家を出ていく
と頭の中で考えていました。
少しずつ彼にバレないように、
自分の車に最低限必要なものを
運んでいきました。
ちょうど引っ越したばかりで
まだ荷物がダンボールに入ったままの状態だったので、
車には運びやすく、
また私の車も彼には
「ダサいから俺は乗らないし、近くに置いてるのすら恥ずかしい」
と言われていたので、
彼は全く私の車の中を見たりするという事はありませんでした。
それが功を奏し、密かに家を出て行く準備は
着実に進んでいました。
母にも
「次何か起きたら出て行くからよろしくね」と連絡を取っておき、
いつ何が起きても、すぐ出られる準備を
していました。
そしてある日、
きっかけはキッチンを片付けていた時でした。
彼がコップを食器棚から出そうとしたとき、「なんで俺のコップがこんな所にあるんだ?!」
と怒りのスイッチが入りました。
彼が怒った原因は、
「俺の使うコップは棚の左側に置け」
と言われていたのを私は忘れていて、
他のコップと一緒に置いてしまっていた事でした。
彼も最近私の態度が悪いのを感じ取っていたのか、(私はいつでも出ていく気でいたので、何を言われても態度が悪かったのだと思います。笑)
溜めていた分の説教が始まりました。
私は説教の隙を見て、
「彼の怒りが爆発したから、これから家を出て実家に向かうね」
と母にメールしました。
しかし、説教が中々終わらず、
2時間、3時間経ちました。
怒りと悲しみで涙が出ましたが、
早く家を出たかった私は、彼の言う事を聞くふりをして、早く説教が終わるよう祈りました。
やっと説教が終わった頃、
彼が自分の部屋へ行ったので、
私はその隙に子供を連れて車に乗り、
すぐ出発しました。
彼からの電話が来る事はわかっていたので、
携帯電話の電源は切り、
一度も休憩せず車で3時間程かかる実家へと向いました。
無心で車を運転しながら、
ついに家を出てしまったんだ、
これからどうなるんだろう?
という不安がありましたが、
これから1人で、この子と生きていくんだと
強く感じた日でした。
実家に着くと、
母に「電話繋がらないから心配したよ…」と言われてしまいましたが、
状況を説明し、
「よく出てこれたね」と受け入れてくれました。
父も「よく来れたな」と声をかけてくれて、
両親に心配をかけてしまった事、
無事に家についた安心感で
涙が止まりませんでした。
たぶん彼から私の母に電話がかかってくるだろうし、携帯電話の電源は暫く切ったままでいる事にしました。
案の定、すぐ母の携帯に電話が来たので、「娘と孫は帰ってきているし、お互い暫く離れて暮らして頭を冷やしなさい」と
言ってくれました。
私は出てきた瞬間から
離婚調停を行うつもりでした。
母も私もモラハラについてたくさん調べていたので、
2人だけでの話し合いで離婚を成立させると後から相手がストーカー化したり、
書面を交わしたやり取りをしないと上手く離婚できないという情報がありました。
なので、きちんと弁護士さんを間に立てて、
書面上の約束を交わした離婚をしたかったのです。
まずは市役所の相談窓口で
自分が夫からモラハラを受けていた事を丸ごと話しました。
自分から相談員の方に話をしてみると、
自分がどれだけ酷い目にあっていたのか、
客観的に自分を見つめることができました。
相談員の方は丁寧に
私が今後どうしたいのか
意見を聞いてくれて、
弁護士事務所を紹介してくれました。
紹介してくださった
弁護士事務所の弁護士さんは、
特にモラハラ、DVに強い方だったので
とても心強かったです。
弁護士の方にも全てを話し、
まずはこちらが離婚したい旨を
相手に伝える事から
戦いが始まりました。
次回へ続きます。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
みょん
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