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フリー台本ショートストーリー 「カツアゲ」 #カツアゲ #シュール


カツアゲの話になります。おじさん狩りかもしれんかもしれませんが。私自身経験が無いので、リアリティは無いかと思います。まぁ…この話自体がシュールな代物ですので、リアリティも何も無いでしょうが…。

あなた自身が実際にこの現場に立ち合わせた場合、あなたはどうするでしょうか…?

ー利用規約ー

利用フリー台本、連絡不要(任意で、していただけたらニッコリします。見に行くかもしれません。)
本文転載は… それが見合う人になってくださいね。
アドリブをされた場合、アドリブを加えた事を示して頂ければ全然okです。
極力クレジットを記載してください。雰囲気ぶち壊れそうだったり、あえて隠したい場合は…そこは良心に任せます…。

私Twitterアカウントを持っておりますので、よければ連絡はそちらのDMにお願いいたします。


以下コピペ用↓

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【クレジット】

 利用フリー台本

(台本名) 「カツアゲ」
(作者) 妙々 みょーんみょーん
(サイト) note
(ページURL) https://note.com/myonmyon_myooon/n/n06bcc5ce2ee0

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登場人物の人数を数えたところ、12人でした。最大12人…。主人公のおじさんと、それ以外という感じです。他の11人に一気に襲われる訳ではありません。
一人から十二人想定です。 一応。
帰り道で夜道の繁華街を歩いていくおじさん。話しかける人11人…。


参考読み上げ音源↓


【下から本編】

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カツアゲ


「おっさ〜ん、お金持ってな〜い?」

「何だ君!」

「ほら、持ってるの?持ってないの?」

「持ってたとて、渡す訳も無いぞ!」

「ほら!持ってんのか?!持ってないのか?!」

「持ってるよ!持ってるさ!」

「そっかぁ!分かった〜!ありがとうおっさぁーん!」

「そうか、じゃぁな! いや待て君」

「何?」

「…欲しいとか…そう言うのでは無いのか…?」

「いや、別に…」

「は?じゃあ…何で…そんな事聞いたんだ…?」

「え?いや…気になっただけだよ…」

「え?あ、そう、なの、か?そう…なのか。」

「じゃぁねぇ〜おっさぁん」

「あぁ、じゃあ…    なんださっきの…」

「ねぇ君…」

「何だ君!」

「お金…持ってる?」

「何だ君は!カツアゲか!?」

「いや、気になっただけ」

「あ、え、そうか、持ってるよ」

「そっか、分かった、ありがとね」

「あぁ… うーん…?」

「ねぇ、おじさま?」

「おぉ?!何だ君は!」

「結構お金…持ってそうだけど…?」

「…持ってるよ?」

「そう!教えてくれてありがと!じゃあねっ!」

「あぁ…。」

「なぁおっさん」

「何だ?」

「時間はあるか?」

「時間!時間かぁ…いや、別に無いよ、今から帰るところだよ。」

「そっか、じゃあなおっさん」

「おぉ…」

「おじさん?」

「何?君は何だ?」

「お金持ってる?」

「お金かぁぁ! いや、無いよ!」

「そっか、またね。」

「あぁ。」

「ねぇ君」

「何だ!君は!」

「フォロワー…いる?」

「フォロワー?! いや、snsの…あれ?」

「そう。」

「いや、居るけど知り合いくらいだよ。」

「そっか、じゃあね。」

「じゃあね フォロワーかぁ…」

「ねぇおじさん?」

「君は何!」

「お金持ってる?」

「お金かぁぁぁー! 無いよ!」

「そっか、ありがとう!」

「おぉう! …いやぁ…」

「ねぇ、おっさん」

「君は?」

「お金と幸福はある?」

「お金と幸福?!幸福?!えぇ…幸福…?えぇ…あるよ…?どちらも」

「そっか、うらやましいなぁ…ありがとう。」

「おう…   いや、なんかこちらからあげたくなってくるなさっきの…」

「ねぇ」

「君は?!」

「お金と虚しさはある?」

「お金と虚しさ?!虚しさ…いや…まぁあるね…虚しさは…少しある…」

「そっか ありがとう じゃあね」

「あぁ。 …ッスー…」

「なぁおっさん!」

「何!?」

「お金持ってる?」

「持ってるよ!」

「奢ってくんない?」

「え?」

「え? あぁ、今さぁ〜お金なくてさぁ〜飲みたいんだけどぉ〜 ね?奢ってくんない?」

「…カツアゲ…?」

「何だよ文句あんのか!」

「いや、ちょっとさ、」

「何だよ」

「むしろ奢らせてくんない?」

「え」

「いやぁ〜…ちょっとさ、さっき丁度誰かに話して酒のツマミにしたい様な事があったからさ、」

「あ、え、そう」

「いやぁ〜ちょっと一杯奢らせてよ!」

「良いの!?」

「さて!行くぞぉ! 酒のツマミだぁ! 飲んで無いとやってらんねぇ!」

「おー!   何かあったのさ」

「それがさ…」


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