締め切り

さとなかほがらかの単独ライブのネタを書いた。

初単独ライブの人にネタを提供するプレッシャーはあった。
だが、「人にネタを書く」という事を常々やってみたいと思っていたので、非常にありがたい機会だった。
私は将来的には芸人以外にも作家(コント、エッセイ、脚本、企画、ライブ)としても生きていきたいと思っているので、その第一歩として今回の事はプロフィールに書かせてもらおう。

先日、同じくさとなかにネタを書いた徳原旅行、ゼンモンキー荻野と共にネタを見た。
それぞれの色が出つつも、どれも「さとなかほがらかのネタ」として仕上がっていて、今回の試みが良い方向に行くだろうと思った。
私が書いたネタに関しては、単独ライブが終わった後にまた何かしらで発信しようと思う。
ただ、去年の11月の新ネタライブ以降「一人コント」が全く書けなくなり困っていたところに、他人の一人コントを書く事で再び脳に命が宿るようになったのでそれについても感謝している。

というか、開催まで一か月以上ある現時点でネタがほぼ全部完成していて、あとは細部を詰めるだけという状態になっているのが怖ろしい。
私は過去に9回単独ライブをしているが、一度としてそんな状態になった事は無い。
毎回「今回は早めに仕上げるぞ」と思って、ギリギリまでネタを考えるという事の繰り返しだ。
芸風の違いなのか性格の違いなのか分からないが、この仕上がりの早さは羨ましい。

「締め切りギリギリになってしまうのは幼稚性によるもの」だと聞いたことがある。
「まだ良くなるかも知れない」という思いで、ギリギリまでクオリティを上げようとするのは幼稚性に過ぎない、と。
大人は「自分の能力はこれぐらいのものだ」と早々に見切りをつけて、完成させてすぐに提出するもの、らしい。
ただ、それについて語っている大人も「それはできない」と言っていたので、やはり人それぞれという事になるのだろう。
ただ、締め切りをきちんと守る大人には憧れる。
単独ライブの時には、特にそれを思う。
前日まで徹夜をしてボロボロの状態で本番を迎えたくない。

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