荒城の月の日記

5月25日、日記

日記と言いうか荒城の月について色々と思った事をだらだらと書きます。何にも知らない人はわけのわからない単語しか出ないと思うけど許してね。田野さん荒城の月振り返りキャスしたのかな?

まず僕は荒城の月がめちゃくちゃ好きです。「アマチュア大喜利の人が主役のライブ」というコンセプト(違ったらすみません)がとても良く、そこに添え物として芸人が少しいるぐらいで、しかもその芸人も「アマチュア大喜利の事をよくわかっている人」しか出ていないので、演者もみんなリラックスしてライブに出ている感じがしています。出演者が顔見知り、というのはライブの雰囲気にめちゃくちゃ影響することだと思っているので、その部分をしっかりと考えている田野さんはすごい。楽屋が楽しいライブは良いライブになる確率が高いです。

で、本編。通常大喜利は良い所も悪い所もあったけど、今回は企画大喜利がとにかくよかった。大喜利ライブを主催するときに一番頭を悩ませるのは企画大喜利だと思うけどあの3つはどれも素晴らしいものだったと思います。勉強になりました。

見ていて一番すごかったのは間違い探し大喜利で、ああいう「大喜利の回答以外のギミックで面白がる」というのは普段の大喜利会ではなかなかできない、ライブならではの企画だと思うのでめちゃくちゃ興奮しました。(僕も企画の中身をあんまわかってなくて羊狩りさんやお客さんと同じタイミングで本当の企画を明かされたので「うおおおお」となりました。)

大喜利以外の部分で笑いどころを探る、というのはお笑いライブでは当たり前の事ですが、なぜか大喜利ライブに関しては「大喜利ライブだから大喜利が主役でなければいけない」という思考が頭にずっとあるのでその偏った考えも払しょくせねばと感じました。

僕が出たVS虎猫は、とにかく虎猫さんのギャグのポテンシャルがあんなにあるとは正直思ってなかったのでまずそこにビビりました。あの状況で一人だけその場でギャグを考えてやる、なんて自分に置き換えて考えたらマジで震え上がります。段々と「ギャグが本職の人」に見えてきました。

大喜利側はみんな立ち回り方が難しかったと思います。最初は普通に大喜利をやろうかと思ったけど最初の虎猫さんのギャグで「あ、無理だ」と思ったので別の方向を考え、こちらもボードを使ったギャグで対抗しようとしたけどあまりハマらず、というかギャグ合戦になったら分が悪いなと思ったのでどうしようかな、と思っていた所に身内をいじる流れになったので「とりあえず時間つなぎにこれをやるか」と思っていたらいつの間にか自分の中の主軸になってました。普通に警備員さんのツイートが好きだということが露呈しましたがめちゃくちゃ楽しかったです。本人を目の前にして「虎猫さんのしがみ」の回答もできたし(自分の回答の中で一番ウケた。”しがみ”がウケる?)後半はずっと楽しかった。

元ネタがわからなかったり出演者の事をあまり知らない人は楽しめ無かったと思うので、そこは別ルート探れればよかったけどウケる線がそこだったので最後まで突っ走りました。その取捨選択がいつも難しく、しかも身内ネタは嫌う人がいるので多答するのはよくないとわかっているのですが、今回ばかりはお客さんの層も考えてそちらに行きました。多数決というわけではないけど面白がる人が多いならそちらに行く、という感じです。そもそも荒城の月以外だったらウケてないと思うので客層に合わせたとも言えるかもしれません。

なんにせよめちゃくちゃ楽しかった。演者もお客さんもみんな楽しめたのならそれが一番良い事なので。9月にある24時間大喜利も楽しみです。多分いくつかお手伝いすることになると思います。僕はライブを主催する事にプロとかアマとか関係なくやりたい人がやるべきだとずっと思っていて、田野さんは大喜利界隈ではそれを体現している人だと思うので今後も色々とやっていって欲しいなと勝手に思っています。

頂いたサポートでドトールに行って文章を書きます