「Diner ダイナー」

源田の毎日映画 23日目。原作小説は中学生の頃に友達から借りて読んだことがある本作。んーー、面白いんだけどー、微妙!

めっちゃ蜷川実花。品のある毳毳しさが凄かった。あとどこか不気味なんだけど美しくて目が離せない感じがやっぱり蜷川実花。あと少し暗めの女を美しく描くのが上手い。玉城ティナが非常にエッチだった。
建物や小道具が凝っていた。壊すの勿体無いくらい綺麗なセットだった。蜷川実花らしく花がところどころにあって良かった。料理が美味そうなんだけど食欲は湧かない絶妙なラインだった。血飛沫をリアルに描かなかったり、重要でグロそうなトドメのシーンをあえて描かないのは予算カットもあるだろうが流石の蜷川実花でも人の足の切断を綺麗に描くのは無理だったのだろう。ただちょっと物足りなかったし、あまりにも描かないもんだから全体的なグロさが薄くなってしまった感がある。
藤原竜也のキャラクターは良かったが、少し叫びすぎな気がする。原作ではそんな感じじゃなかった気がするし、料理人なのに結構手荒な戦い方をするからよくわからなかった。斎藤工がめちゃちっちゃい役をやってて面白かった。あと小栗旬の金髪メガネはZAZYにしかみえなかった。本郷奏多が元々あまり好きではなかったためか、今作のキャラクターがキモすぎてもう無理だった。なんかサイコ感が成りきれてないのもキモいし早く死んでくれと思いながら見ていた。あと菊千代のCGがちょっとキモかった。
音楽がいい。少し控えめなクラブミュージックとクラシックが定期的に流れるため、陰鬱な雰囲気が少し中和されてちょうど良い映像になっていた。
オープニングの玉城ティナの身の上紹介映像はすごく良かった。不気味なんだけど美しいからゾクゾクしながら見れた。しかし全体的に映像が安っぽい。車の事故のシーンとかも安っぽいし、最後の無礼図とボンベロの戦いもなんか戦いのハイライト的な感じで断片的な映像だったので少し興醒めだったし、爆発もしょぼくて少し残念だった。

乃木坂5期生の中西アルノが毒舌レビューするのも分かるが、私はこの作品は嫌いじゃない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?