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誰もまだ見たことのない面白いものを作れ!1(600文字)

45年鳥山明さんと付き合いのあった鳥嶋和彦さんがFMで語っていました。


まぁまぁだね

鳥嶋さんはあまり人をホメません。

彼が『悪くないね』と言えば、その仕事は成功なんだとか。

それは一緒に作る次が最高の作品になると常に思っているから。

あなたはまだまだこんなもんじゃないでしょ?

厳しい理由は、誰よりもその才能を評価し、信じているから。

厳しさの裏

鳥嶋さんが担当編集をしていた時は、マンガ家を常に気にしていました。

一日一回は電話を掛け、月に一度は会いに行く。

何気ない会話を交わす事で、マンガが万全な状態で描けているかを確認し。

机に座ったら原稿以外の事を考えなくて済むようマネジメントする。

それが出来ないなら、たとえ人気のマンガでも全力で終わらせる。

マンガ家と読者

そんな鳥嶋さんですが、マンガ家の優先順序は2番目。

1番に考えていたのは、マンガを読む読者の事でした。

だから、マンガ家と対立する事を恐れず、避けませんでした。

つまらないと感じた内容は、はっきりマンガ家にそう伝える。

編集者はマンガを一番最初に見る権利を持つ読者です。

自分が感じた思いを自信をもってマンガ家に伝える読者。

後には、お金と時間を使いマンガを読んでくれる本物の読者が控えている。

編集者の仕事

鳥嶋さんはマンガ家の作家性を尊重して編集権を放棄はいけない。

その上で、才能をちゃんと見て、育て、読者に伝える。

マンガのいい評価はマンガ家のおかげ
マンガの悪い評価は編集者が悪いせい

それが編集の仕事と語っていました。

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編集の仕事

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