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古畑任三郎の最後の作品(600文字)

2020年の4月に書かれた古畑任三郎をご存知ですか?

新型コロナウイルスの影響で家でじっとしている人に楽しい話題を提供しようという三谷の発案で、新作『一瞬の過ち』が小説として掲載された。

Wikipedia

2021年4月

田村正和さんがお亡くなりになったのはこのお話の発表の翌年。

当時、古畑任三郎の事が気になり調べていてこのお話を見つけました。

一瞬の過ち

公開されたのは朝日新聞の紙面上での事。

なんとなくコレを覚えていて、図書館でこの本を見つけました。

10頁のお話

この本の最後に、たった10頁のお話は載っています。

昔、小説版の古畑任三郎も読んだ事はあるのですが。

それと比べても短くて、かるいお話に出来上がっています。

登場人物

主要な登場人物はたった3人。

古畑と犯人の三谷という脚本家と、被害者の大泉妙という俳優です。

たのしいお話

殺意というのは、何でもない瞬間に生まれる

コンセプトから、くだらない理由で殺害されるのですが。

犯罪がバレる理由も非常にシンプルでわかりやすい。

最後

自作のサイレンサー銃で三谷は大泉を殺害するのですが。

意外と大きい音に驚いて三谷は目を閉じてしまいます。

その後、古畑がやってくるのですが。

犯人が三谷であることを確信しているフシがあります。

血痕はきれいに拭き取ったのに、なぜこの男は私を犯人と決め付けるんだ?

解決編で三谷は鏡の前に連れて行かれます。

目を閉じるとまぶたに血が一滴付いていました。


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