ヤムー

ヤムーは、爬虫類のニホンヤモリというヤモリの仲間です。年齢は1才、人間で言うと10歳く…

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ヤムーは、爬虫類のニホンヤモリというヤモリの仲間です。年齢は1才、人間で言うと10歳くらいでしょうか。ヤムーは、退屈な毎日を過ごしていました。少し気の弱いヤモリのヤムーが、自分を強くするために大冒険に出発します。どうぞこんなヤムーを応援しでください!よろしくね。

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ヤムーの大冒険 0章 登場人物

メインキャスト 主人公 やもりのヤムー すずめのチャッピー ねずみのラリー こいのエリザベスとメリー かるがものチャーチル、ボッツ、ケリー ガブライズ??? 全体をもう一度笑 #絵 #絵本 #映画 #マンガ #キャラクター #夢 #小説 #長編小説 #物語 #cakesコンテスト2020

    • ヤムーの大冒険 第2章 第1話 ビッグストーンタウンへ突入〜32日目

      明日はついにガブライズ族のビッグストーンタウンへの突入が決まった。 チームヤムーの未来はいかにっ、、 「ミッケ、明日の奉納は何時予定だい?」 「いつも夕方でやんす。ヤムーさん。」 「そうか、ではっ怪しまれないようにいつもの時間に合わせよう。」 「いつもより多めの食糧を奉納するということで、お前に私が付き添うかたちでビッグストーンタウンの入り口に行こう。入り口付近に全員が待機し、私の号令でみんなで門に突入するっ」 「ヤムー君、状況によっては我々の判断でヤムー君達の援護

      • ヤムーの大冒険 第1章 第32話 大木ベンチキャンプにて〜31日目〜

        「またジャック・グロウかっ、チキショウ! 触るものみな傷つけてやがるなぁっ!このディッチ様がやつのクチバシを一生つつけねぇようにしてやるよっ!」 5年間奉納しているミッケでさえガブライズを見たことがないとは、どういうことなんだろうか? 「とにかく、ガブライズ族についてひとつ残らず情報を出せっ!他は?」 「あっしが奉納している食糧は小松菜や芋、菜の花、魚、木の実などでやんすが、ガブライズは絶対に口にしないと聞いています。奴の手下が食べる為の食糧だそうでやんす。」 「

        • ヤムーの大冒険 第1章 第31話 いざっビッグストーンタウンへ31日目〜

          ヤムー達はミッケを連れて、足音を立てないように静かにビッグストーンタウンをあとにした。 無事大木ベンチキャンプに戻ると、みんなが暖かく迎えてくれた。 「おいおいっ、知らねぇ顔のお出ましだなぁ! このうだつのあがらねぇ猫は誰だい?」 ディッチが切り出した。 「ミッケだ。以前私が唯一剣で倒した相手だよ。 私の住んでいた所では悪のボスとして恐れられていたんだけど。正直今はただの猫ちゃんですね。」 「、、、お邪魔しやす、、、ただの猫ちゃんミッケと申しやす。左耳半分イカれてる猫

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        • ヤムーの大冒険 第2章 第1話 ビッグストーンタウンへ突入〜32日目

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          ヤムーの大冒険 第1章 第30話 いざっビッグストーンタウンへ〜31日目〜

          「ヤムー、絶対に無理はしないでくださいね。 情報を待っています。では気をつけて!good luck!」 ヤムーとマット、ラリーはビッグストーンタウンに向かい、息を潜めながら静かに足を進めた。 「ビッグストーンタウンのあの石の塔はかなり大きいね。ヤムーも初めてなの?」 「はい、私も初めて見ましたしちょっと圧倒されてます。」 「ヤムーさん、ちょっと安心しました。私も圧倒されて、胸のドキドキがとまりませんでした。」 ラリーは少し歯に噛んだ。 石の塔のたもとが見えてきた時

          ヤムーの大冒険 第1章 第30話 いざっビッグストーンタウンへ〜31日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第29話 いざっビッグストーンタウンへ〜30日目〜

          ヤムーは地下広場に戻り、みんなと眠りについた。 〜明くる日〜 「起きてください!ヤムーさん」 ヤムーが目を覚ますとチャッピー以外は旅支度を済ませていた。 「ヤムー、頼むぜぇ〜おらぁ夕べから胸が高鳴って眠れなかったぜっ。さっさと用意して出発しようぜぇ!」 ディッチは目を血走らせながら言った。 ヤムーは素早く旅支度を済ませて、みんなを集めた。 「それでは、これからビッグストーンタウンへ出発する。訓練通り陸隊の先頭はマット、続いてディッチ、パギンス、最後尾にリッキーだ。 私

          ヤムーの大冒険 第1章 第29話 いざっビッグストーンタウンへ〜30日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第28話 地獄のチームヤムー合宿の宴〜29日目〜

          チャッピーとラリーが地蔵キャンプ地下広場に飲み物や食べ物を用意していた。 赤い木の実、小松菜、イチゴ、小魚、ブロッコリー、ニンジン、酒、水などあらゆるご馳走が並んだ。 エリザベスとメリーにも沢山のイチゴと小松菜を渡した。 とにかく地蔵キャンプ地下での宴会は盛り上がりに盛り上がった。 朝チャッピーが歌った♬ツナグをみんなで合唱した。 ディッチも密かに持参していたギターで伴奏を披露した。ディッチ自身もギターの弾き語りをみんなに聴かせた。 チャッピーとディッチのデュエットは

          ヤムーの大冒険 第1章 第28話 地獄のチームヤムー合宿の宴〜29日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第27話 地獄のチームヤムー合宿〜28日目〜

          地獄のチームヤムー合宿のタフな日々は 気づけばあと1日のみを残すだけとなっていた。 仲間たちの体幹は1日目とは比べものにならないくらいに進化していた。 ヤムーとラリーはマットから数々の剣さばきを指導してもらったので、とてつもない進化を遂げていた。 ヤムーはジャンピング剣を進化させ、ジャンピングロール剣を、ラリーは剣を秒殺で3回クロスさせるトリプルクロスファイヤーを完成させていた。 ディッチは短剣2本を同時に操る二刀流スタイルに変更した。ディッチの動きはとにかく早かっ

          ヤムーの大冒険 第1章 第27話 地獄のチームヤムー合宿〜28日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第26話 地獄のチームヤムー合宿〜15日目〜

          「チャッピー、チャッピー!」 みんながチャッピーの名を叫んだ。 「みんなありがとう!ではっ歌わせてもらうよっ題名はツナグだよ。」 ♬ 悲しみのフチからそっと  手を伸ばしてみた  魔法のような不思議なチカラで  僕たちはつながった ♬いつの時代も弱きモノは強きモノに支配される  弱きモノもつながれば強きモノに立ち向かえる  君はそれを教えてくれた ♬キミはツナグ  ボクもツナグ  新しい光に向かって  つないでいけ つないでいけ ♬ボクはツナグ

          ヤムーの大冒険 第1章 第26話 地獄のチームヤムー合宿〜15日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第25話 地獄のチームヤムー合宿〜15日目〜

          ヤムーは力強い目で言いました。 「みんな、聞いてくれ!これから二週間、地獄のチームヤムー合宿に入ります!」 「え〜マジかよ〜もうやだよ〜、おれも結構頑張ってきたんだぜぇ〜」 カルガモのチャーチルはいつものごとく文句を言った。 「馬鹿ヤロー、戦いに訓練はつきものだよ!二週間じゃたりねぇくれぇだっつんだよっ!俺たちリッキー族は一に訓練、二に訓練、三、四も訓練五も訓練だったよ、、まぁ〜おれも訓練が得意な方じゃねぇが、このリッキー様とマットは訓練の鬼だよ、、悪く言えば訓練馬鹿だな

          ヤムーの大冒険 第1章 第25話 地獄のチームヤムー合宿〜15日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第24話 お地蔵キャンプ帰還〜15日目〜

          「朝になったら私の仲間達にリッキーさん達を紹介します。おやすみなさい」 ヤムーやリッキー達が目を覚ましたのは朝9時を過ぎた頃でした。 ラリーはすでに早起きをして、いつもの木のみをみんなの為に沢山集めて来てくれていました。 ほかのヤムーの仲間達はと言うと ボッツ、ケリーは川でのトレーニングを済ませて帰って来たところです。 チャーチルは相変わらず眠ったまま、、 もちろんチャッピーは昨夜までのタッチの看病疲れもあり、爆睡状態です。 パギンスは朝のランニングを済ませていま

          ヤムーの大冒険 第1章 第24話 お地蔵キャンプ帰還〜15日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第23話 リッキーたちとの旅立ち〜14日目〜

          ヤムーとラリーはナターシャからそれはそれは素敵な剣と腰巻きを頂きました。 「リッキーさん、ナターシャさんありがとうございます!大事に使わせて頂きます!」 ふたりは顔を見合わせて喜んだ。 男たちは素早く旅支度を済ませた。 リッキー、マット、ディッチ、クリス、ナッツと ヤムー、ラリーの7人は残されたイタチ達に別れを告げ穴ぐらを後にした。 「ヤムー君、君たちのベースまではどれくらいだい?」 「はい、私の足で5時間くらいです。」 「分かった、案内を宜しく頼むよ!」 「夜

          ヤムーの大冒険 第1章 第23話 リッキーたちとの旅立ち〜14日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第22話 イタチのリッキー〜14日目〜

          「すいませんリッキーさん、実はもうひとり仲間があそこにいます。ネズミのラリーです。ラリーも中へ入れて頂けますか?」 「もちろん大丈夫だ、連れて来なさい。」 「アニキっ、こんな訳の分からん野郎をマジで中へ入れるんすか?」 「ディッチ、安心しろ。おれも沢山の人に出会ってきた。そこら辺の分別くらいはつくよ」とリッキーは無邪気に笑った。 ヤムーとラリーはイタチの穴ぐらに招かれた。 入り口から細長い穴の道を進むと広い部屋に出た。 すると、品の良い女が笑顔で迎えてくれた。

          ヤムーの大冒険 第1章 第22話 イタチのリッキー〜14日目〜

          第1章 第21話 いざっ、イタチの穴ぐらへ〜14日目〜

          ヤムーは改めて感じていた。 本当に後戻りできない恐ろしい大冒険だと、、、 ヤムーとラリーはタッチの仲間達が暮らすという、橋のたもとの穴ぐらを目指して歩き出した。 「ボッツ、あとは君に任せたよ!」とヤムーは安心した表情で言った。「ああ!」ボッツも任せろとばかり自信に満ちた返事をした。 ヤムーもラリーも、もちろん剣を持参した。 穴ぐらまでの道のりで何が待ち構えているかもわからないし、イタチ達に攻撃されないとも限らないからだ。小動物の運命だろうか?いつだって油断すれば、生と死は

          第1章 第21話 いざっ、イタチの穴ぐらへ〜14日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第20話 お地蔵キャンプ〜14日目〜

          ヤムーの大冒険は厳しさも伴う過酷な冒険に突入していました。 ヤムーはラリーに新しい剣の調達を任せて、 カルガモのボッツとパギンスの役割について 話し合いを始めました。 「パギンスの役割なんだけど、ボッツの考えを教えてくれないか?」とヤムーが言いました。 「やはりパギンスの魅力は吠える声の迫力と噛む力の強さだと思うよ。先制攻撃の前にパギンスに吠えてもらう事により相手方は間違いなく戦意を喪失するし、後ずさりすると思うからこちらが攻める際に優位になるよね。最終的にガブライズを落と

          ヤムーの大冒険 第1章 第20話 お地蔵キャンプ〜14日目〜

          ヤムーの大冒険 第1章 第19話 パギンスとタッチ〜14日目〜

          明日の朝、君をみんなに紹介するよ。 パギンス、もう寝ようかね。 ヤムーはパギンスと久しぶりに安らかな眠りにつきました。 明くる朝ヤムーが目を覚ますと、パギンスはすでに目を覚ましており、ぼんやりこちらを見て微笑んでいました。 「おはようヤムー」 「おはようパギンス」 「ヤムー、良く寝ていたよっ」と無邪気に笑った。 「パギンスはちゃんと眠ったのかい?」 「ああ、ヤムーと話せて気持ちが落ち着いたのか、意外にも良く眠れたよ。あのまま独りぼっちだったら眠れてなかったかもしれないよ、、

          ヤムーの大冒険 第1章 第19話 パギンスとタッチ〜14日目〜