見出し画像

組込ソフト開発職(マイスターエンジニアリング)・新卒入社若手社員インタビュー Vol.1『街中で聞こえてくる、“あの音”を生み出す仕事』

株式会社マイスターエンジニアリングでは、メカトロ事業部の新卒採用を行っております。今回は新卒で入社後、組込みソフト開発エンジニアとして活躍されている入社2年目のM.H.さんにインタビュー。働き方や組込みソフト開発ならではのやりがいについてお話を伺いました!



インターンへの参加が入社の大きなきっかけに


―—まずは簡単な自己紹介からお願いいたします!

入社2年目のHと申します。学生時代はIT系の学部でハードウェアとソフトウェアについて学んでいました。MEに入社してからは、2ヶ月間の研修期間を経てメカトロ事業部に配属。その後は現在に至るまで外部のシステム・ソフトウェア開発企業に常駐する形で勤務しています。

ーー現在の具体的な業務内容について教えてください。

車に搭載するシステムの1つである「接近通報装置」という装置の開発に携わっています。接近通報装置は、電気自動車やハイブリッド車の車載システムです。エンジンの駆動音が少ない車の場合、歩行者が車の接近に気が付きづらいというデメリットがあります。それに対して、接近通報装置は歩行者の接近を検知して自動で音を鳴らす役割を果たします。道を歩いている時、低速で接近する車から「ファーン」という音がするのを聞いたことがある方も多いと思いますが、あの音を出しているのが私たちが開発している接近通報装置です。

―—HさんがMEを受けてみようと思ったきっかけは?

私は学生時代からずっと組み込み系のシステム開発に携わりたいなと考えていたので、就活では組み込みソフト開発ができる企業を探していました。MEを知ったきっかけは、企業を探し始めたタイミングで開催されたインターンのイベントです。実際に簡単な組み込みシステムを作る体験型のイベントに興味を持ち応募したのが大きなきっかけとなりました。

―—最終的にMEに入社しようと思った決め手はありますか?

インターンの時にお会いした先輩の方がとても気さくな方で、すごく接しやすかったのが大きな決め手の一つです。一緒に働く方の人となりや会話のしやすさは、就活をするうえで重要視しているポイントだったんです。
また、さまざまな業界の方と仕事ができるチャンスがある点も魅力的だと思いました。私は、ソフト開発に携わりたいという思いで入社していますが、実際に業務を経験してみないと、その仕事が自分に合っているかどうかはわからないですよね。もしも仕事が合っていなかった時に、同じ会社に所属しながら違った仕事にチャレンジする選択肢もあるのがMEの魅力だと思いました。何かあった時のために、選択肢は少しでも多い方が安心だと思っていたので。

プログラミングの前に行う下準備のプロセスが重要


―—パートナー企業に常駐する形で勤務されているとのことですが、チームの雰囲気はいかがですか?

所属しているチームは、リーダーを務めるプロパーの社員の方の下に、別の社員さんや、MEから派遣されている私の後輩、ほかのパートナー企業から派遣されたスタッフがついているような構成になっています。ソフト開発部門は一般的に働く人の平均年齢が低い傾向にありますが、私の職場も30代の方が最年長です。年齢の近い人と仕事をすることが多く、親しみやすい雰囲気だと思いますよ。ソフト開発という業務の特性上、業務中にメンバーと言葉を交わす頻度は高くないかもしれませんが、朝・昼・夕方には進捗を報告し合うためのミーティングの時間が設けられていますし、席が近い人に話しかけることもあります。

―—配属されてからは、どのように仕事を覚えていきましたか?

今いる接近通報装置の部署には当時MEの社員がいなかったので、プロパーの社員が仕事の進め方を教えてくださいました。配属後はいきなり設計の仕事をするのではなく、まずは評価の仕事をしながら製品知識を増やし、製品への理解が深まったところで設計の仕事を担当するという流れで、少しずつステップアップしていきました。仕事を教えてくださった社員の方は、こまめに「大丈夫か?」と声を掛けてくださる方なので、1年目から仕事がしやすかったです。

―—一つの案件が終了するまでの期間は大体どれくらいなのでしょうか?

内容にもよりますが、だいたい3~4ヶ月ぐらいです。一つのことに集中できるタイプの方には向いていると思いますが、同時並行でいろいろな業務をこなすのが好きなタイプの方の場合は大変だと感じるかもしれません。

―—入社前に抱いていた仕事のイメージとのギャップを感じる瞬間はありますか?

学生の頃は、システム開発=とにかくソースコードを書く仕事というイメージを抱いていました。しかし、私が携わっている組み込み系の開発に関しては、プログラミングを始める前段階の設計業務や、お客様向けのプレゼン資料を作成している時間の方が割合的には長いです。高いクオリティで設計書を作成したり、お客様からの合意を得たりする下準備のプロセスが実はとても重要なんです。

後輩指導にも力を入れているHさん、2023年度にはチームで「事業拡大賞」を受賞しました!

組込み系ソフトだからこそ感じられるやりがい


―—仕事をしていて楽しさ、やりがいを感じる瞬間は?

やっぱり、自分が作ったソフトがちゃんと動くところを確認できた瞬間に一番やりがいを感じられますね。私が担当している接近通報装置には音が鳴る機構が入っているので、パソコンの画面上ではなく実際に音が鳴っているのを聞いて正常に作動しているかを確認できるんです。実体があるため、成果を実感しやすく、その分やりがいも大きいんですよ。休みの日に道を歩いている時にも、自分の横を通り過ぎる車から耳慣れた音を聞く時があって、嬉しくなりますね。

―—現在、何か仕事でチャレンジしていることはありますか?

最近、受け取った仕様書に対する認識のすり合わせや、設計内容の説明など、お客様とのコミュニケーションを任される機会が増えてきているんです。WordやPower Pointで資料を作成したうえで、相手にわかりやすく説明をするのが難しいな、と感じているところですね。基本的にプレゼンや対話はオンライン会議上で行うのですが、相手のリアクションが見えづらい環境下で説明を進めていくのには正直やりづらさもあります。伝え方によってニュアンスや、相手の解釈が自分の意図とはずれてしまうこともありますし、その少しずれてしまった部分が大きく影響するといけないので、責任も重大で。もっと説明上手になりたいと思っているのですが、こればかりは場数を踏んで慣れていくしかないのかな、と思っています。

―—Hさんが仕事をする上で心がけていることがあれば教えてください。

入社2年目で、まだ業務中にミスをしてしまうこともあるのですが、仕事中に間違えてしまったことは一通りリストアップするようにしています。自分がどんなタイミングで何を間違えたのか、それに対してどのような指摘を受けたのか、考えられるミスの原因と解決策をまとめて、いつでも見返せるようにデータとして保管しています。これはもちろん自分自身のためでもありますが、この先、後輩にも業務の進め方を説明する時に「ここはミスしやすいから気を付けよう」と声を掛けられるようになればと考えています。

―—最後に、就活生の方へメッセージをお願いいたします!

プログラミングの現場で使われるツールにはいくつか種類がありますが、ツールの使い方に関する細かなテクニックは入社後に学び始めても遅くはありません。それよりも処理の流れや考え方が重要だと思うので、システム開発の基礎についての理解を深めることを意識すると良いと思います。
就活の面接では、やっぱり第1印象が大事だと思うので、なるべくリラックスして、笑顔でいることを心がけてくださいね!