steam版うみねこのなく頃にプレイ記Ep4

Ep3でも戦人が完敗してのEp4。
Ep4は青の真実によって戦人が自分で推理というか辻褄の合う仮定を提示するので、こちらから考察を出す余地が割と少なくなっている感じがします。
適当にメモしておいたことを中心にお話してから、各Epのおさらい的な内容に移ります。


ここで、改めてルールが提示されました。
・ゲーム終了時とは、六軒島時間で1986年10月5日24:00
・人間側の勝利条件:全ての謎についてトリック説を主張でき、且つ、魔女側から反論が無い
・ゲーム終了時に魔女側から反論の機会が与えられる
まあ考察する上では大した問題は無さそうに見えます。
ただ、ゲーム時間の区切りは少し気になります。船が来るとされる6日のお昼とかじゃないんですね。

悪魔サイドの人口がやたらと増えましたが、この内、
ロノウェ=源次、ワルギリア=熊沢、でかい山羊=郷田?
の暗示なのかなとふと思いました。ガァプは不明。これ以上使用人いないですし。
ロノウェは源次の苗字(呂の上はエンディングのキャストより判明)から、ワルギリアは鯖の何とかと言っていたところ、郷田は体格から。郷田は消去法で適当です。
この考えを押すなら、熊沢と郷田は九羽鳥庵に行っていたことになるのでしょうか。とするのであれば、首を吊っていたのは狂言?そもそも首を吊るには長さが足りないとは言っていましたっけ。


赤き真実
・ベアトリーチェが戦人に思い出すことを要求している罪は、戦人とベアトリーチェの間のものではない
・戦人には罪がある
・戦人の罪で人が死ぬ
・戦人の罪により、六軒島の人間が全て死ぬ

Ep4最後にベアトリーチェが二人みたいになっていましたが、その内の、戦人と異空間で勝負をしているベアトリーチェではないということは確かです。ではもう一人のベアトリーチェってのは……島の人物のうちの誰かということなのでしょうか?前回までに挙げた説の中から考えるとすると、紗音=嘉音のもう一つの人格(前回は太郎とか仮称していました。戦人は未知の人物Xと言っていましたが、記事中は太郎で通しますね)とか、分裂気質っぽい真里亞も二重人格みたいになっててその人格とか?なんかこれはこれでありそうではあります。これ以上踏み込める材料が見当たらない以上、可能性を雑に列挙しておくだけにしておきますか。


Ep4の赤き真実
・嘉音は霧江たち5人の中で最初に死亡した
・嘉音は9人目の犠牲者である

Ep4では気になったことが二つあります。まず”Ep4だけTipsに魔女の棋譜が無い”のは何故なのでしょうか?
まあ棋譜に正確性が担保されているわけではないので、あったとしても順番が信用できるわけではないのですが。それでもこれまであったものが無くなっているというのは気になります。提示できない何らかの原因があると考えるべきでしょう。
そして、他の順番がわからない中で、嘉音だけを9番目と確定されても……?とは思います。とはいえ嘆いているだけでも仕方ありません。順番を考えてみましょうか。
1~6番目は絵羽、秀吉、留弗夫、夏妃、楼座、源次で流石に良いのでしょうか。ちょっと上でお話していたように、ロノウェ=源次として、実は源次は生きていて、朱志香のテストに臨んでいた説とか考えていました。朱志香が魔法のようだとか言っていたのは、死んだはずの源次が普通に現れていたからとか?書いてみると無いわけでもなさそうな感じはします。とすると源次は黒確と言っていいでしょう。でも結果的に死んでるんですよねぇ。まあこれまで共犯者も当たり前のように死んでるから、死んだ=容疑が外れるというわけでも無いですか。
7,8番目は誰になるのでしょうか。万一源次が生きていたとすると6,7番目になってしまいますが。見立てでは”寄り添う二人”とあるので、二人組になっている必要はあるのでしょうか(Ep1では絵羽・秀吉、Ep2では嘉音・朱志香、Ep3では楼座・真里亞と、ちゃんと組になっていると考えてしかるべき二人でした)。残っている中で二人組になっていると考えられるのは紗音と嘉音ぐらいしか無く、その内の嘉音は9番目に死んだと明言されているため、この組には絶対に入れません。ということは”二人を同じ場所で殺せば見立てとして成立する”と考えるよりありません。今回は割と死体がバラバラに見つかっており、二つの死体が上がっているケースは、郷田と熊沢ぐらいでしょうか。ただ、悪魔サイドのワルギリア=熊沢、でかい山羊=郷田を模している説からすると、この時点ではこの二人は生きていないといけないんですよね……とすると、この時点で死んだと考えられるのは譲治と朱志香?あまりしっくりは来ません。ですが他に候補がいない……
まあこの後出た死体に杭が刺さっているわけでもなく、Ep4は少し見立てが蔑ろにされている感を思うと、そこまで気にすることでは無いのかもしれませんが……うーむ。
あと、Tipsで死後の状態を見てみると、最初の6人を代表とした”強力な銃のようなもので殺害された”ものと、譲治や霧江のように”銃か何かで撃たれた”とはっきり二種類に分かれている点が気になります。例外は赤き真実でのみ語られて死因不明の嘉音と、毒殺の類と推測されている真里亞。戦人は置いておきます。
これもEp3と同じように、二通りの犯人による連続殺人が行われたということの示唆なのでしょうか?一つ目の疑問と組み合わせるのであれば、二つの事件が並行して行われていたから棋譜として順番を示せなかった?あ、なんかこれありそうに思えてきました。


Ep3の赤き真実追加
・譲治はゲストハウスの怪談を降りてはいない
・外部へ通じる窓も扉も全て内側から施錠されていた
・それらの施錠は全て外側からは不可能

これは”ゲストハウスにいた共犯の南條によるもの”で簡単に説明がつきます。南條共犯説は前回提示しています。


Ep4の赤き真実
・親族会議に居合わせた全員が金蔵の存在を認めた
・全ての人物は如何なる変装であっても金蔵を見間違わない
・Ep1~4において、開始時の金蔵の生死設定は同一である
・全ゲームの開始時に金蔵は既に死亡している

・この島には18人以上の人間は存在しない(18人目のXは存在しない)

金蔵が既に死亡している説はEp1から指摘してはいました。まあこれは一応説明はつく程度のもので、何か立証できるものを持っていたわけでは無かったので、半ば言いがかりのようなものでしたが。
あと、人間の数って人格を数えるのか、体を数えるのかで紗音=嘉音(=太郎)説が成立するかどうか変わってしまうので、ここは何とか明言されていて欲しかったところです。この作品全体の肝になってそうなので、どうせ指摘しても復唱拒否されそうですが。


Ep1のおさらい
~第二の殺人~
・絵羽と秀吉は他殺である
・密室構築後に片方を殺害の後に自殺したのではない
・殺人は、犯人と犠牲者が共に同室して行われた
・犯人が室外から殺害する方法は存在しない

~第三の殺人~
・全ての生存者、死者にアリバイが存在する
・嘉音は自殺ではない
・嘉音は事故死ではない

~源次、南條、熊沢の殺人~
・同室していた真里亞は殺していない
・三人は他殺である
・身元不明死体について、その身元を保証する。替え玉トリックは存在しない
・源次、熊沢、南條は殺人者ではない

~夏妃の殺人~
・夏妃は他殺である
・身元不明死体はなく、生存者は全員アリバイがある
・夏妃の額に埋まった弾丸は、夏妃の銃から放たれたものではない
・夏妃を射殺したのはトラップではなく、銃を構えて引き金を引き、意志を持って射殺された

Ep1時点では赤き真実は無かったので、Ep1で初めて提示された赤き真実となります。とはいえ、Ep1時点で考察した部分からそう大きな修正点は無さそうではあります。
嘉音のところも、全員にアリバイがあり、自殺でも事故死でもないとなると……実は生きているぐらいしか無いのでは。以後の犯行も嘉音が行ったで全て説明がついてしまいます。


Ep2のおさらい
~第一の殺人~
・真里亞の鍵は、真里亞受領後から翌日の楼座による開封まで誰の手にも渡っていない
・金蔵の書斎以外にオートロックの扉は存在しない
・6人は発見時既に死亡していた
・6人は全員が他殺である
・6人は純粋な犠牲者であり、相互の殺人には関与しない。相討ちではない
・礼拝堂には誰も隠れていなかった
・6人の殺害時、犯人は礼拝堂内にいた

~朱志香の密室~
・異なる人物を嘉音と誤認することはない
・嘉音を名乗ることができるのは本人のみ。異なる人間が名乗ることはできない

~その後~
・楼座がマスターキーを管理して以降、一度たりとも楼座の手を離れてはいない
(夏妃の部屋を解錠した時に戦人に貸し出した時を除く)

これも、Ep2時点で考察した内容からそう大きく修正すべき点は無さそうではあります。一点気になるところがあるとしたら、”嘉音を名乗る”ってのは体の話?人格の話?という部分ぐらいです。
楼座のマスターキーとか私の考察だと全く関わってこないです。


Ep3のおさらい
~連鎖密室~
・マスターキー5本は全て、5人の使用人の懐によりそれぞれ発見された
・個別の鍵は死体の傍らの封筒の中
→上記二点により、連鎖密室に関わる全ての鍵が、連鎖密室内に閉じ込められていた
・全員に致命傷となった銃創と思わしき傷跡があった。室外からの殺害は不可能
・金蔵を除く5人の殺害の際、犯人は同室していた

ここで紗音=嘉音にもう一人いる可能性を示唆したんでしたっけ。私のこの事件の流れとして考えていることをもう一度記すと(追記もします)、
犯人は、
・前段階として4人(金蔵は既に死んでいるから3人ですか)を殺害して密室を作る
→普通にマスターキーを持ってるから簡単に作れます
・1階客間で密室を作って紗音として死んだふりをし、発見される
→死亡確認は偽証でないといけないことより、南條は確黒と言ってよいでしょう
・連鎖の順番に4人を発見させ、その間に礼拝堂に行き、そこで嘉音として死んだふりをする
→4人の死亡確認などをしている間があれば一応不可能ではないでしょう。元々密室だった1階客間は突入時に密室ではなくなっていますし、礼拝堂を密室にするのも簡単でしょう
・礼拝堂で嘉音の死体として発見される
→この時は誰?紗音も嘉音も否定されています。太郎……なのでしょうか。
戦人はEp3を全てを絵羽犯人説で押していましたが、連鎖密室に関しては外部の人間が関与する余地が無さそうに思います。
南條を殺したのは、Ep3の記事で書きましたが、太郎だと思います。Ep3の全ての犯人を絵羽とする戦人は生存宣言とアリバイのタイムラグを指摘していましたね。私はそこまでは考えていませんでした。一応説明できていなくはないと思います。ですが、そんな複雑なことになってるか……?という疑問はあります。私が安易に流れてるだけなのでしょうか?


縁寿に触れるの完全に忘れていました。
というのは、島の事件を解くことしか考えておらず、縁寿の冒険?はそこに大して関わりが無さそうだったから半分読み飛ばしていたからです。12年後のことが事件に関係するわけないだろうと思っていました。
ただ、これがベアトからの最後の謎に決定的に絡んでいるのだとしたら致命的なミスです。今からでも読み直した方がいいかもしれません。



steamのショップを見てると、Ep5以降は解答編の様相に近くなっている?ようなので、がっちり考察するのはこれが最後なのかもしれませんね。
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