steam版うみねこのなく頃にプレイ記Ep6

戦人が今度はゲームマスターになってのEp6。
主人公が全てを理解する立場になるって結構珍しい展開だと思います。
Ep6は謎らしい謎が残るのは基本的には一点のみです。なので、考察も大体そこに絞られることになるでしょうか。

Ep6の考察を始める前に、5の所でやるのを忘れていた19年前の事件について。
この19年前に夏妃に放棄された子は結局誰なのでしょうか?
生きていて電話をしてきている以上(騙ってるだけの可能性もかなりありますが)、誰かではあると考えるべきでしょう。19年前が生まれたてということは、19年後は勿論19歳。また、男である事もわかっています。
もし今回登場している人物の中にいるとして、そのぐらいの年齢と考えられるとすると、
譲治:恐らく20歳以上で年齢が合いません。秀吉、絵羽夫妻の子という事もほぼ疑う余地は無いでしょう
戦人:計算上18歳だから微妙に合いません。留弗夫と明日夢の子とされていましたが、明日夢の子でないことは赤で否定済みです。よって誰の子かは浮いたままです
朱志香:まず性別が合いません。年齢も恐らく微妙に合わなそうです。真っ先に否定できる説です
嘉音:年齢について明言無し。10年ぐらい使用人として勤務してるとのことなので、子供の頃から働いているとしたら19歳の可能性はあります。血縁関係も不明です
紗音:性別が合いません。年齢は不明
大体こんなところでしょうか。
この人物が生存していて、登場人物の一人だと仮定するのであれば、本命嘉音、対抗戦人、他はかなり無理筋ということになるでしょうか。
現状これ以上を推測するにも材料が足りてなさそうなので、これぐらいで置いておきましょうか。


~6人の殺人~
赤き真実
・6人の部屋は全て郷田たちが破るまで密室である
・密室は外部から構築することは不可能
・密室は、内外を横断する一切の干渉が断絶されている事を指す
・密室破壊時、室内には被害差以外存在しない
・密室破壊後に部屋に入ったのは、エリカ、蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田の5人のみ
・蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田の4人は、夏妃、絵羽、霧江、楼座、真里亞、戦人の6人の殺人に関与していない
・被害者は他殺を除くあらゆる方法で死んではいない
・被害者6人の所在は発見場所の通りである
夏妃:自室 絵羽:貴賓室 霧江:蔵臼の書斎
楼座、真里亞:客間 戦人:客室

復唱拒否
・密室破壊時以降に殺人は行われていない

第一の事件に関しては、今更私が考察を入れるようなものはありません。どの部分だったかで戦人が"調子乗ってるエリカをみんなで狂言でからかう程度のもの"(意訳)と言っていたのがほぼ全てでしょう。

戦人はベアトのをこれまでのを参考にしたみたいなことを言っていましたが、私のEp1の推理通りであれば、戦人はこれを参考にしたのではないかと。まあ死んだふりしてフリーになるみたいなのなんて別に珍しい構図でもないのですが。


~ロジックエラー時~
・隣部屋にいるのは秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條の5人
・それ以外の全員はいとこ部屋にいる
・ベッドの上に戦人はいない

ここの、"片方に○人、もう片方には残り全員"ってのは、人を紛れさせやすい構図ですよね。残り全員の人数もわからないですし。こういうの大好きです(どころか一回使ったことあります)。
紗音=嘉音を最初の方から疑っていた立場から具体的に言うと、ここで嘉音の所在が消えています。部屋分け時点では紗音と嘉音分かれてるんだなーぐらいに漠然と思っていましたが、赤だけを切り取ってみると、きれいにいなくなっていますね。


~ベアトvsエリカ~
・封印時の隣部屋にいたのは秀吉、譲治、熊沢、紗音、南條の5人
・全ての名は本人以外には名乗れない
・戦人を救出したのは嘉音本人である
・戦人と嘉音は別人である
・戦人救出時、客室に入ったのは嘉音のみ
・エリカの入室からロジックエラーまで、客室を出入りしたのはエリカと戦人と嘉音の3人のみ
・エリカは救出者ではない
・救出者は、戦人の開けたチェーンロックを再び描け直した者。戦人を救う意思があったかは問わない
・客室内とは、ベッドルーム、バスルーム、クローゼット内の3区分
・客室に嘉音は存在しない

・エリカを加えても17人

※Ep5のベルンカステルの赤に対しても言いましたが、ここでエリカの言っていた赤は事件に対する確定事項とは考えません。なので、ベアトが出した赤、もしくは復唱要求に応えたもののみを確定事項として記載しています。

最も重要なのは最後の項でしょう。
六軒島の登場人物は、金蔵、蔵臼、夏妃、朱志香、絵羽、秀吉、譲治、留弗夫、霧江、戦人、楼座、真里亞、南條、源次、郷田、熊沢、紗音、嘉音の18人とされていました。ここから金蔵が消えていて17人。ここまでは問題ありません。そこにエリカを加えると18人のはずですが、それでも17人ということは、誰かが二人一役ということがここで確定したということでしょう。
二人一役の組み合わせは……紗音=嘉音、これ以外に無いでしょう。他に組み合わせの候補が見当たりません。分裂気質っぽい真里亞が一人二役とかも考えていましたが、それだと今度は増えてしまうので一旦置いておきます。

これを前提としてベアトvsエリカの流れを考えることにします。
抜け出したのは紗音か嘉音のどちらでも問題無いと思います。
戦人を救出したのは嘉音であるとのことより、客室に入ったのは嘉音。これは確定事項です。
戦人が脱出し嘉音が残ったわけですが、客室には嘉音は存在していないことが赤で示されているというところで、紗音=嘉音が活きてくると考えています。室内で嘉音と紗音の人格が入れ替わったのではないでしょうか?肉体はどうとかの言及もありました。これも二重人格の入れ替え?の示唆ではないかとも思っています。
最終的にクローゼットに残っていたのは紗音だったのではないでしょうか。「嘉音がいる」と言われたから、嘉音"は"存在しないという論法になっているのではないかと。
大体こんな感じではないかと。
これで一応ベアトの出した赤を全て打破できるはずです。
エリカが戦人を外に出した可能性も少し考えていたのは無かったことにしておきます。ベアトに真っ向から赤で否定されてしまいました。

そういえばエリカはクローゼットの中を確認していませんでしたね。中にいる人物を確認すれば真相に辿り着けたと思うのですが。
というかエリカはEp5でも死体を調べていませんでしたよね。現場は調べても死体を調べない癖でもあるのでしょうか。探偵としては甘すぎです。