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『笑わない数学者』ビリヤードの玉は⑮まである【ネタバレなし】

森博嗣さんの著作、S&Mシリーズの第3作『笑わない数学者』

今回はビリヤードの球が気になります。

私のような五十路男は、プールバーで球突き…そんな世代でした。トム・クルーズさんの『ハスラー2』が懐かしい。(私はビリヤードが苦手)

では、サクサク行きましょう。今回は以下のような内容で読書感想文を書きます。

・ビリヤードの玉は⑨までじゃない
・どう並べる!?5つのビリヤードの球
・天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」
・地下室の老人は誰なのか?

読書感想文に入る前に、これまで書いている「S&Mシリーズ」の記事を紹介します。ぜひ参考にしてください。


あらすじ

あらすじは、いつものようにAmazonを利用します。

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され……。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。

Amazon商品ページより出典

登場人物

登場人物は、Wikipediaになかったので私が作成。

犀川創平:工学部建築学科助教授
西之園萌絵:工学部建築学科の学生
天王寺翔蔵:天才数学者
天王寺宗太郎:翔蔵の長男、作家
天王寺律子:宗太郎の妻
天王寺俊一:宗太郎の長男
片山基生:建築家
片山亮子:翔蔵の長女
片山志保:亮子の長女
片山和樹:亮子の長男

ビリヤードの玉は⑮まである

私は五十路です。なのでビリヤード世代と言えるかもしれません。

しかし…

球突き(ビリヤード)は苦手です。

だって、ビリヤードの球は⑨までだと思っていましたから…
そういえば⑮個あったような気がする。

この⑮個あることが『笑わない数学者』のポイントになるんですよね。
⑨個じゃ球が足りません。

5つのビリヤードの玉をどのように並べる?

『笑わない数学者』には、天王寺博士が出題した「ビリヤード問題」が存在します。

ちなみに下記のような感じです。

「さて、では、もう一つ問題を出そう。五つのビリヤードの玉を、真珠のネックレスのように、リングにつなげてみるとしよう。玉にはそれぞれナンバーが書いてあるな。さて、この五つの玉のうち、幾つ取っても良いが、隣同士連続したものしか取れないとしよう。一つでも、二つでも、五つ全部でも良い。しかし、離れているものは取れない。この条件で取った玉のナンバーを足しあわせて、1から21までのすべての数ができるようにしたい。さあ、どのナンバーの玉をどのように並べて、ネックレスを作れば良いかな?」

文系で頭の出来が悪い私には全然分かりませんが、理系の人には面白い問題なんでしょうかね。
一部には簡単すぎる…とかの意見もありましたが、私にはかなりハードルが高かったです。

結論としては、私に「ビリヤード問題」は解けません。
申し訳ございませんが、各々でググってください。

物語の舞台は天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」

「S&Mシリーズ」における偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」

その「三ツ星館」で理数系の関係者が集まって、パーティが開催されました。

臭いですよね…

ミステリーの世界でパーティ。何も起こらないわけがありません。

案の定…

犀川助教授と西之園萌絵のコンビが真相解明に動き始めます。
なんだかワクワクです。

地下室にいた老人

ちょっとネタバレが怖いんですけど…地下室にいた老人。天王寺翔蔵ではない?

一体誰なんでしょうか?

天王寺宗太郎、片山基生の可能性もある。そのまま終了…

え!?

一体誰なんでしょう…

なんだかスッキリしませんけど、読者に広がりを持たせてくれました。

『笑わない数学者』のまとめ

今回は『笑わない数学者』の読書感想文を書きました。

「ビリヤード問題」頭から煙が…完全にお手上げです。

読書感想文の内容は…

・ビリヤードの玉は⑨までじゃない
・どう並べる!?5つのビリヤードの球
・天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」
・地下室の老人は誰なのか?

地下室の老人は、やはり天王寺翔蔵なんでしょうかね。
その方が辻褄が合う気がします…

でも、人はそれぞれ、各々で考えましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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