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主人公の軽快なやりとりが面白い、ドラマ『アガサ・クリスティー なぜエヴァンスに頼まなかったのか』


ミステリー大好きな、フルタイムワーママ、みりーほです。

週末帰省中に、娘が嘔吐、発熱し、急病センターで、お腹の風邪と診断されました。

季節の変わり目は、子どもが体調を崩しやすいですよね。皆さんもご自愛ください。

さて、最近視聴したドラマの話です。

3月に3回に渡ってNHKで放送された、『アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか』の全回を視聴しました。

あらすじはこちら。

ミステリーの女王アガサ・クリスティーによるノンシリーズの名作をイギリスの俳優ヒュー・ローリー脚本、演出でドラマ化した話題作。崖から転落死した男が残した謎の言葉の解明に、幼なじみの素人探偵コンビが挑むロマンスとユーモアを交えた冒険ミステリー[全3回]

1936年、イギリス、ウェールズの海岸沿いの村マーチボルト。ある日、牧師の息子で海軍を退役したボビー・ジョーンズが、崖から転落したらしい男性を発見。ひん死の男性は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という謎の言葉を残し息絶えた。ボビーは男性の所持品に美しい女性の写真があるのを見つけるが、ほかに身元を示すようなものはなかった。ボビーの幼なじみで久しぶりに地元に戻ってきた伯爵令嬢フランキー・ダーウェントは事件に興味津々。やがて所持品の写真から男性の身元が判明し事故死として処理されるが、新聞に掲載されたその写真はボビーが見たのとは別人のものだった。さらにボビーの周辺で不可解な出来事が起こり始め、あれは殺人だったと確信したボビーとフランキーは事件の謎の解明に挑むことに。賢くも無謀で危なっかしい素人探偵2人の冒険は真相にたどりつけるのか?

NHKホームページより

視聴方法は、朝食の細切れ隙間時間を使って、小さい音量で字幕を活用しました。
ワーママがサスペンスドラマを観る時間を作る方法は、こちらの記事をご参考にしてください。

『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか』の原作であるアガサ・クリスティーの小説を読んだのは、たしか、高校生の頃です。

全く内容を覚えていなかったので、新鮮な気持ちで視聴しました。

牧師の息子ボビーと伯爵令嬢フランキーの幼馴染バディーものです。

最近、男女のバディーものが増えてる気がします。

最近だと、グレイトギフト。

男尊女卑の時代に、ボビーとフランキーは対等な関係に描かれているのが、クリスティーらしいです。むしろ、フランキーのほうが、勝ち気で大胆なのです。

事件の真相に迫るべく、事件関係者の屋敷に、自動車事故を艤装して入り込む、危なっかしいフランキーと、近くで見守るボビー。

いい味を出しているのは、ボビーの共同経営者であるノッカー。中古車販売店の経営を2人で始めようとしていた矢先に事件が起きます。

中古車販売をしている2人は、車に詳しいのですが、それが思わぬ形で捜査に役立ちます。

ノッカーとボビーの友情も、物語を盛り上げてくれます。

序盤はフランキーの暴走にヒヤヒヤしますが、中盤からは、ボビーとフランキーの絶妙なバディーぶりが発揮されます。

被害者が死に際に発した謎の言葉、『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか』の意味について、最後に判明する場面では、思わずそうだったのか!とうなりました。

やはりクリスティー作品は面白い!原作を再読したくなりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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