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ファーストクラス / First Class: All Aboard the Orient Express!

デザイナー:Helmut Ohley
アートワーク:Michael Menzel
出版社:Hans im Glück, Arclight
プレイ時間:40~80分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

オリエント急行を作るゲームです。プレイヤーはカードをドラフトしながら、オリエント急行を作り上げ、列車を走らせていきます。

ゲームは6ラウンド。各ラウンドでは、スタートプレイヤーからサプライに並んだカードを1枚選んでアクションをするだけ。それを3回繰り返したら、ラウンド終了です。つまり、18アクションで終わります。

各ラウンド、サプライには横3×縦6の形でカードが配置されます。ラウンドが始まったら、スタートプレイヤーから時計回りでサプライからカードを1枚獲得して、示されたアクションを行います。各プレイヤーが3枚ずつカードをプレイしたら、ラウンド終了です。

サプライはこんな感じ。左上はスタートプレイヤー獲得。取ると左上にあるカードが捨てられる。

カードは3列ありますが、各列プレイ人数と同じ枚数カードが使用されるとその列のカードは即座に捨てられてしまうので、選択肢はどんどん狭まっていきます。

個人ボード右は列車と車掌。左上は路線と機関車。それぞれルートを延ばして移動していく。

各プレイヤーは個人ボードに2本の列車とそれぞれの車掌、1つの路線と機関車を持っており、カードの効果はそれぞれルートを構築し、そのルートを移動していく形になります。

カードのアクションは主なものとして『路線の延長』『機関車の移動』『客車の延長』『客車のグレードアップ』『車掌の移動』『コインの獲得』があります。

『路線の延長』は獲得したカードをそのまま路線に繋ぎます。そして、『機関車の移動』を獲得する事で繋いだ線路の上を機関車コマが進んでいきます。機関車はある一定の場所まで進むと即時で得点が貰えたり、決算ごとに発動する追加アクションが出来るようになったりします。

『客車の延長』は2つある列車に0の客車カードを追加します。5つ延ばすと郵便車が6両目に自動的に配置されてボーナスが貰えたり、10両目は最終車両と言う事でやはりボーナス付きのタイルになります。

6両目に置ける郵便車。置くと即時で追加アクションができる。4枚あるけど、選べるのは2枚。

『客車のグレードアップ』は配置済みの客車カードのレベルを上げます。客車カードは『0』→『1』→『2』→『4』→『7』→『12』とグレードアップします。この数字が決算時の勝利点になるので重要です。『2→4』みたいにアップグレードの元と先を指定されてるものが多いですが、後半は何でもいいから1段階アップグレードみたいなものもでてきます。

『車掌の移動』は2つの列車にいる車掌を奥へ移動させます。車掌もまた決算時に重要な役割を果たします。

最後の10両目の客車。9両目を作ると自動的に山の一番上のタイルが置かれて、追加アクションが発生する。

ざっくり言うと、線路を延ばして機関車を移動するか、客車を増やして車掌を移動させる形でゲームが進んでいきます。

『コインの獲得』はコインを得られるわけですが、こちらは様々なフリーアクションの費用として支払います。フリーアクションは0客車の配置、車掌か機関車の移動、任意の客車のグレードアップです。アクション数が18しかないので、追加アクションとして使えるコインは非常に重要です。

コインは使っても詰めたりしない。5金越える度にフリーアクションのロックが解除。

コインは貯める事でフリーアクションのロックが解除されるような形なので、すぐに必要なくてもちょいちょい貯めておかないと、いざと言う時に使えなくて困る事になります。なお、使ってもコインを詰めたりはせず、さらにコインを獲得した時に空きを埋めていきます。

それ以外のアクションとして、ゲーム終了時の特殊勝利点カードが貰えるアクションなんかもあります。ゲーム終了時の特殊勝利点は使用した特定のアクションカードがそのまま得点になるものです。集めると累積するので強い。

決算は2ラウンドごとに発生します。このタイミングで追加アクションができるプレイヤーはそれを行い、得点計算を行います。得点は2つの列車で車掌がいる場所までの客車の数字の合計になります。いくら客車を延ばしたり、アップグレードしてても車掌が通りすぎていなければ得点にはなりません。

さらに決算後はデッキが代わり、より強力なカードが登場します。

6ラウンド終わったら、最後に終了時勝利点を加えて、一番得点の高いプレイヤーが勝利します。

さて、ここまでが実は共通のルール。このゲームではモジュールがあり、毎ゲーム、共通モジュールとA~E(ミニ拡張でFとGもあります)の中から2つを選択してデッキを作ります

各モジュールのカード。この中から2セットを基本と混ぜてゲームを行う。

それぞれのモジュールに特徴があり、Aならば達成型の小目標が追加されたり、Bは特定の客車の点数や路線の追加アクションを2倍にしたりと様々です。モジュールCに到ってはオリエント急行殺人事件になります。

■遊んだ感想

オープンドラフトのにらみ合いとコンボが楽しいパラメータ上げ。

やることは単純でサプライからカードを1枚選んでプレイするだけ。しかしながら、色々と仕掛けが施されたゲームです。サプライからカードを取るのも、各列人数分カードを取られると列ごと捨てられるルールが効いていて、次に取ろうとしたカードがいつの間にか捨てられていると言った光景が幾度となく見られます。それ故に、何のアクションを優先しなければいけないのかを考えなければいけません。

線路と機関車による決算時の追加アクションやコインを使うことでカードのアクションを補完しつつ、それらを組み合わせることでアクションをコンボさせながらゲームを進めていくのが楽しく、後半は一気に点数が伸びていきます。

一手の悩ましさとコンボの楽しさがあるゲームだと思います。

ちなみに、カードゲームですが、場所は結構広めに必要です。


ルールの複雑さ  :★★★★★★★☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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