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ポイントシティ / Point City

デザイナー:Molly Johnson, Robert Melvin, Shawn Stankewich
アートワーク:Dylan Mangini
出版社:Flatout GamesAlderac Entertainment Group
プレイ時間:15~30分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

資源を支払って建物を建てて、街を作っていくカードゲームです。ディス・イズ・拡大再生産。

ゲームの準備として、テーブル上にカードが4×4で配置されます。カードは片面が資源となっていて、もう片面が建物となっています。最初は全て資源面が上になります。

最初は全て資源面。
カードの補充時は反対の面で配置される。

ゲームが始まるとプレイヤーは時計回りに手番を行っていきます。手番が来たらやることは、隣り合った2枚のカードの獲得です。資源の場合はそのまま手元に置いておき、建物面の場合は手元から必要な資源を支払って獲得します。最後に山からカードを補充します。資源は5種類+オールマイティのスターです。

建物の左上のアイコンが永続的にもたらされる資源。
この辺は『宝石の煌めき』っぽい。

カードの獲得は必ず2枚獲得しなければならず、場札が獲得できない(建物の資源が払えないなど)場合、または欲しい場札がない場合は、山札のトップから資源を引いても構いません。ちなみに1枚目に取った資源を2枚目に取る建物のコストとして払っても良いです。

場札のカードを補充する時は、獲得したのと反対側の面で配置されます。つまり、資源を獲得したらその場所には建物が補充され、建物を獲得したら資源が補充されると言うことになります。

建物は勝利点や特殊勝利点タイルをもたらします。さらにはそれだけでなく、永続的な資源も提供してくれます。ディス・イズ・拡大再生産。

カードは3段階にレベル分けされており、ゲームが進むと徐々に必要となる資源も高価になっていくので、建物を建てていきながら、資源を少しずつ増やしていかなければなりません。

山札が無くなったらゲーム終了で建物と特殊勝利点チップの得点を足して、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。山札は準備の段階でプレイヤー人数に応じて枚数が調整されるため、全てのプレイヤーが同じ手番数になります。

■遊んだ感想

『隣り合った2枚』と言う小憎らしさ。

隣り合った2枚と言う制限を設ける事で、ちょっとした悩ましさがある拡大再生産です。資源を獲得する時に同時に獲得できる資源のセットが制限されるので、どの組み合わせで取るのが良いのかが悩ましくなっています。

しかしながら、それ以上に悩ましいのは建物が4×4に入り込んでくる所です。建物を獲得する時も隣り合った2枚で獲得しなければならないので、「あの建物が欲しいけど、隣接してる建物は建てられない。」みたいな事になってきます。建てられない建物はただの障害物なんですね。

建物が増えてくると、選択肢が狭まるので小憎らしい。

プレイ感は非常に軽く、だんだんと建物を建てていけるようになる拡大再生産ならではの楽しさもあるので、比較的遊びやすく間口の広いゲームだと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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