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もっとホイップを / Piece o' Cake

デザイナー:Jeffrey D. Allers
アートワーク:Harald Lieske, Yusuke Mamada
出版社:Winning Moves GamesNew Games Order, LLC
プレイ時間:20分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

ケーキの切り分け問題がテーマのケーキを切り分けるゲームです。そのまんま。

ゲームは規定のラウンド行います。各ラウンドでは最初に11等分された様々なケーキを丸く並べ、1つのホールケーキを作るところから始まります。

それが終わったら、親プレイヤーがケーキを人数分に分割していきます。分割する大きさは好きなように決められますが、必ず全員に行き渡るようにしなければいけません。また、ホールケーキなのでバラバラにもできません。まさにケーキをナイフで切って取り分ける感じ。

切り分けが終わったら、親プレイヤーの左隣から時計回りに切られたケーキを取っていきます。もちろん、好きなのを選んで構いません。親は一番最後に残り物を持っていきます

さてさて、どっちを頂こうかしら?

選んだケーキは裏向きにするか、表向きのままにしておくかの2択です。裏向きにした場合はそのケーキに描かれているホイップの数が得点となります。表向きにした場合はホイップの得点は入りません。

表向きの物はマジョリティ争いを行います。各ケーキにはその種類が何枚含まれているかが書かれており、ゲーム終了時に最もそのケーキを表向きで持ってるプレイヤーにその額面の点数が入ります。

最終的に一番点数を稼いだプレイヤーの勝利です。

■遊んだ感想

最後まで自分の欲しいケーキを残すためにどうするか。

切り分けたプレイヤーが最後に残り物を獲得するため、どうやって自分の欲しいものを手に入れるかを考えるのがとてつもなく悩ましいゲームです。11個を切り分けると言うのも作者の悪意を感じますね。仲良くはできない。

切り分けも、相手に得になりすぎないように、それでいて魅力的に切らないと思惑通りにいかないので、誰が何を集めているのか常にチラチラと顔色を伺いながら行っていかないといけません。この辺は競りの相場感を読めるかどうかに通ずるものがあるように思います。

また、ケーキを集めるのか即時点にするのかも、獲得した時に決めないといけないので、誰が何を集めているか良く確認しないと全然マジョリティ取れなくて、点数が全く入らないなんてことにもなりかねません。

ひとつひとつに悩ましさ満載なので、とにかく悩んで悩んで悩みたいゲームを遊びたい方には良いゲームだと思います。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★★☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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