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ゆくカバくるカバ / Moving Wild

デザイナー:Chris Priscott
アートワーク:Chris Priscott, Rie Komatsuzaki, Rie Takahashi
出版社:Unfringed, Oink Games
プレイ時間:15分
プレイ人数:1~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

様々な土地に動物を配置していくドラフトを軸としたゲームです。

最初に各プレイヤーにはキャンプ地カードが配られます。所謂オールマイティな土地です。

最初はキャンプ地のみ。

そして、各プレイヤーには手札としてカードが配られます。カードは大きく分けて3種類。『動物』『土地』『拡張』カードです。

カードが配られたら、プレイヤーはその中から1枚を選んで獲得して公開し、残りを隣のプレイヤーに回します。続いて、隣のプレイヤーから回ってきたカードを手札とします。これを手札が無くなるまで繰り返します。要はドラフトですね。

オレンジは動物、白は土地、灰色は拡張カード。1枚選んで隣に回す。

ドラフトが終わったらカードの配置です。基本的には土地カードに対して、条件を満たすように動物を置いていく形になります。土地には広さと地形そして得点倍率が示されています。

動物には生息可能な地形、必要な広さ、肉食/草食、得点が書かれています。

地形は地面の色、広さは右上の点の数。ひし形は配置した時の得点。

動物は、その動物に描かれた地面の色と一致した色を持つ土地にしか配置できません。全部一致しなくても、何か一色でも一致していればOKです。

さらに動物には必要な広さが書かれており、配置する動物の合計が土地の広さを越える事ができません。

さらにさらに、動物には草食と肉食があり、草食動物同士は同じ土地に配置できますが、肉食動物は1つの土地に同じ名前の動物しか配置できません。例えば、肉食動物のワニを配置した土地にはワニしか配置できません。

ワニしか置けないので、土地の広さが余ってるのに他の動物が置けない。

ちなみにカバは特殊な動物で、肉食動物ですが全ての土地の条件が合致すると草食動物として扱う事ができます。

拡張は土地に追加します。追加することで地形の種類が増えたり、土地が広くなったり、得点計算時にペナルティを軽減できたりと様々な効果をその土地に付与します。

配置が終わったら得点計算を行います。配置した動物に書かれた得点を土地の倍率で掛け算してプラス点とします。そして配置出来なかった動物の数と余った土地の広さ1つに付き-2点を受けとります。

ウツボとマナティが配置出来なかったのと、キャンプ地にカバしか配置できなかったので広さ2つ分余り。

得点計算が終わったら土地と拡張はそのままにしておきますが、動物はいったん手元に回収します。次のラウンドの得点計算時には、追加で獲得したカードと一緒に動物を再配置をすることが可能です。

動物は得点計算後に手元にまとめておく。次のラウンドで再配置が可能。

これを3ラウンド繰り返して、得点の合計が最も多いプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

カードドラフトのバランス感覚とパズル的な動物の配置。

土地が広すぎても、動物が多過ぎてもペナルティなので、なるべく一致させながらゲームを進めていく事になります。一度、ペナルティを受けると必然的に次のラウンドでは、その穴埋めをするための行動を取ることになります。

しかし、土地の種類や草食/肉食、そして必要な広さが満たせなかったりして、なかなか上手くいかない所が面白いポイントです。

縦長に展開するので、結構場所を取ります。

オインクゲームズ特有の小箱ですが、意外と広いテーブルが必要なゲームです。あと、人数にも寄るかもしれませんが、15分じゃ終わりません。30~45分くらいは見といた方がいいと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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