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ダイビィ! / Divee!

デザイナー:Keiji Kariya
アートワーク:Misaki Shimada
出版社:Harvest Valley
プレイ時間:15分
プレイ人数:1~6人

参照:Harvest Valley

■ゲーム内容

5個のダイスを振って役を作っていくゲームです。

6種類の役カード。達成したらひっくり返す。下部はボーナスで左上の数字が素点。

各プレイヤーには、6種類の役を示したカードが配られます。役はポーカーで言う所のストレート、フルハウス、あとは同じ目がいくつ出たかで役が決まります。一番難しい『全て同じ目』はダイビィ!と言う役名が付いています。

ゲームが開始すると時計回りに手番が進みます。手番では5つのダイスを振ります。ダイスは2回まで振り直しが可能で、振り直す際は一部のダイスだけを振り直しても構いません。

例えば、ダイスの目が『1・1・2・2・5』であれば、フルハウス狙いで『5』のダイスだけを振り直すみたいな感じ。

振り直した結果、4ダイスを達成!カードに書かれた数字がそのカードの得点になります。

ダイス目が確定したら、手元の役カードの中からまだ未達成、かつ達成できる役を選んでそれをひっくり返します。この時、『ストレート』『フルハウス』『4つ同じ目』『ダイビィ!』を1投目で達成した(振り直しをしなかった)場合はカードの下部に書かれたボーナスが貰えます。一発で『ダイビィ!』が達成できたら、即勝利

一投目ストレートだったので、ボーナスチップが乗った。

また、同じ目が1~3個に関しては別の得点方法になっており、ダイス目が1~3と4~6でそれぞれ1枚の役カードとなっており、それぞれ2つ以上ならボーナスが付くようになっています。最悪、1個でもカードの素点は貰える。

例えば『2』が2つ出たなら、カードをひっくり返して素点とボーナスが1点。3つなら素点とボーナス2点と言った感じ。そして、これを達成すると次の手番に『3』で同じ事をしようとしても既に達成済みなのでできません。

なお、達成できるカードがなければ、未達成のカードが1枚破棄されます。

これを6手番繰り返すと、未達成のカードが無くなりゲーム終了。カードの素点とボーナス点を合計して、一番得点が高いプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

ヤッツィーをよりコンパクトにしたゲーム。

やることはヤッツィーのようにダイスを振って、役を作っていくわけですが、ヤッツィーの役を統合したり無くしていく事で、よりコンパクトに遊びやすくした印象のゲームです。

ダイビィ!は浪漫ですが、大体捨てられますね。

コンパクトになった分、役の選択肢がなく手なりで進める感じが強くなっているように思えます。特に個人的にはヤッツィーの1~6それぞれの目の合計が規定の点数を越えてるとボーナスを貰えるのが結構考えどころがあって好きな要素だったので、それが無いのはちょっと寂しい感じでした。

ただ、運を天に任せてダイス振って一喜一憂するのは面白いですし、やっぱり盛り上がりますよね。そういった意味では1投目でボーナスが付くのは盛り上がりに寄与するので、良い追加要素だと思います。

カードのイラストは海の生き物が描かれていてキレイなのですが、ボーナスの文字がデザインの中に埋没していて分かりにくかったり、ボーナスの条件がカードに明記されておらず、マニュアルを参照しないといけなかったり、ヤッツィー未経験だと『ダイビィ!』が全部のダイス目が同じを意味していると分からないんじゃないかと思ったりしました。


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★★★☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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