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2024年第1四半期日経225オプションIVとVIX、海外ETF、各国通貨の推移比較

グラフは先週末まで約1年の期近・期先ATMIVとS&P500、VIXの推移。

第1四半期の日経平均は史上最高値を更新、オプションIVは日経高値に連れて上昇を繰り返しました。
しかし、3月後半からIVが反応しなくなりました。
S&P500も高値更新、VIXは昨年12月からのトレンドが、3/20から崩れています。
IVの低下はオプションプレミアムの低下であり、オプションの需要が変わった考えられます。
オプション需要の変化は、原資産である株価指数への取り組みの変化だと思います。
S&P500は年初来+10%、日経平均も+20%となり、株価指数はそろそろ一服するのではないでしょうか。

各種海外ETF、各国通貨の推移です。コメントは第1四半期の動きについてです。

Global Markets株式ETFは、全米株式(VTI)が四半期トップ、フロンティア&セレクトEM(FM)が続きました。
エマージング株式(VWO,EEMV)は伸びませんでした。

Developed Markets株式ETFは、円安に負けず日本株式(EWJ)が四半期トップ、イタリア株式(EWI)も+11%でした。
香港株式(EWH)が昨年から引き続き最下位、シンガポール株式(EWS)、スイス株式(EWL)も年初来マイナスでした。

Emerging Markets株式ETFは、南米勢のペルー株式(EPU)、通貨安のトルコ株式(TUR)が+10%を超えました。
タイ株式(THD)、ブラジル株式(EWZ)、南アフリカ株式(EZA)などは年初来マイナスでした。

各国通貨は、ドルインデックス(DX-Y.NYB)が昨年末比上昇、メキシコペソ以外はドル高になりました。
ドル建て株式ETFが強い日本とトルコが、通貨安上位でした。

海外商品ETFは、農産物(DBA)が四半期トップ、WTI原油$80台を回復したWTI原油(USO)が続きました。
天然ガス(UNG)は先週も安値を更新、小麦(WEAT)、プラチナ(PPLT)なども年初来マイナスでした。

米国市場債券ETFは、各年限の米金利が昨年末比上昇、長期債系を中心に年初来マイナスでした。
エマージング債券(EMB)、米国ハイイールド社債(HYG)の他、短期債系は年初来プラスでした。

米国株式各種ETFは米グロース株(VUG)と時価総額上位の大型系が上位でした。
米小型株(IJR)が最下位でした。

S&P500セクターETFは、原油価格回復でエネルギー株(XLE)が四半期トップ、通信サービス株(XLC)、金融株(XLF)と続きました。
金利上昇で不動産株(XLRE)は年初来マイナスでした。

株式セクターETFは、NVIDIA(NVDA)を含む半導体株(SOXX)が抜けて四半期トップでした。
ペットケア株(PAWZ)は物価高でペットにお金を掛けられないからでしょうか。

第1四半期終わって株価はもとより、ゴールド史上最高値、原油も年初来高値に届き、資産インフレの様相です。
自分の投資成績は、資産インフレについていけませんでした。
投資成績は、サラリーマンの給料のように、インフレで上昇したりはしません。
投資で勝負するなら、ギアを上げる必要性を感じます。

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