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GQ MEN OF THE YEAR 2022を受賞したSexy Zoneをいま一度紐解いてみる。

Sexy ZoneがGQ MEN OF THE YEAR 2022 Pop Icon賞を受賞した。

突然のビッグニュースだった。
各ジャンルの今年を代表する面々の中に自然と馴染むSexy Zone。

そうか。そうなのか。
彼らは、今年を代表するグループだったのか。

いや、そうだろう。
堂々と今年を代表するグループだ。

でも、ファンになると、どうしても贔屓目ひいきめになってしまうし、改めて俯瞰して見ようと試みれば、同年代のボーイズグループが乱立していて、なんて激しい競争社会なんだろうかと目が回りそうになるから、

こうして、世界的に有名な雑誌GQに評価してもらえたことは、この一年、一層Sexy Zoneが輝いて見えていた私の、私達の感覚の裏付けになった。

GQ MEN OF THE YEAR 2022
Pop Icon賞
Sexy Zone

デビュー12年目にして、初めてグループで獲得した賞。とても彼ららしい賞に感じる。

とても喜ばしいことだから、今日は改めてSexy Zoneの事を想いのままに綴らせて欲しい。

Sexy Zoneとトレンド

GQ MEN OF THE YEAR 2022を受賞できたという事は、彼らは2022年のトレンドだったんだろうと思う。

だけれども、正直ファンからすれば
"時代がSexy Zoneに追いついた"
という感覚もある。

なぜなら私はSexy Zoneを見ていて、時代の先を行っている人たちだなと思う事が多々あるから。

例えば有名なところだと
My Sexy ストロー

正式名称「ここらで一旦僕らとエコのことを考えてみよ?My Sexy ストロー」

マリウス葉が考えた2020年のライブツアーで発売されたグッズ。2年以上前になる。

当時もネットニュースになっていた。

MYストロー、当時も話題になりつつあったけど、特に注目が集まっているのはここ一年くらいの肌感覚だ。

つい2週間前くらいにワイドショーでエコストロー特集をやっていて「それ、2年前に作ってます。Sexy Zone。」とテレビの前で得意気になった。Sexy Zoneを応援していると、そういう事象によく出くわす。

それだけでなく、考え方や価値観もすごく柔軟。女性だから、男性だから、若いから、高齢だから、どこの生まれだからetc..そういう固定観念で発言、発信しない人たちだ。

考え方も本当に洗練されている。GQでの佐藤勝利の言葉を借りるなら"sophisticated"なのだ。

その甲斐もあってか、松島は女性下着ブランド、PEACH JOHNのルームウェアのイメージモデルを務めるなどしている。

このCM自体も目線の高さが同じになっていたり、性別を選ばないようなセットや小物になっていたりと、画面の前にいる人の属性を固定しない演出になっているのではないか?と、考察されている。

彼らがそのような価値観を持っていったのは彼らを取り巻く長年の環境で、ひとえに言えるものではないだろうが、メンバーたちそれぞれが多様な個性を持っていたことも大きいだろう。

Sexy Zoneと多様性

11年前に始まった彼らは
最年長の中島健人が17歳
最年少のマリウス葉が11歳

6歳差があった。
しかも10代の6歳差。
小学生から高校生
それが一つのグループにいたわけだ。

ここからは想像の話だけれども、ドイツから来たばかりのマリウスは日本語も乏しいから意思疎通すらままならないこともあったろうし、異なる文化に互いに戸惑ったに違いない。

そして彼らは10代の多感な時期を共に過ごしながらも、影響を受けたものも、理想や夢、見ている景色が全く違うように見えた。そして、今もそうなんじゃないかと思っている。

だからこそ、長い年月の中でぶつかることも、お互いが理解できない時も、共に歩む事が正解なのか悩む事もきっとあったはずだけど、彼らが出した現状の答えは、

全員の見据えてる夢がSexy Zoneの夢
個々の理想がSexy Zoneを強くする

そんな答えを出しているような気がしている。

みんな違う価値観で違う場所で活動している時もある。でもそんな互いを尊重して、労って、またSexy Zoneとしての歩みを進める。

そんな生き方があらゆる個性を認め合う価値観に繋がる一つの要因になっているのではないだろうか。

Sexy Zoneとキャリア

ここで話したいキャリアというのは、今までどんな活躍をしてきたかということではなくて。

"選択"や"働き方"の話。

GQの紙面でも語られているけれども、いろんな節目で誰からともなくこんな言葉を目にする事がある。

僕たちを応援するのは大変だったと思う──。

たしかに、紆余曲折あったグループだ。ならば、私はこう返したくなった。

"Sexy Zoneを続けることは大変だったと思う。"

そして思った。
ファンがSexy Zoneを選んだように
Sexy ZoneもSexy Zoneを選んだんだなと。

10代から始まり、今だってまだ平均年齢20代の彼らは、普通に考えれば、無限大の進路があったし、今だって彼らは何者にもなれる。

私たちが転職を考えるみたいに、いつキャリアチェンジを考えたってなんらおかしくない。だって同じ日本に生きる若者なんだから。

けれども彼らはSexy Zoneを選んだ。グループの形が変わっても、後輩グループが脚光を浴びようとも、Sexy Zoneを選び続けた。

元々は突然"選ばれて"突然始まったグループだったけれども、

一人一人きっかけは違えど、今は全員がSexy Zoneを選んでここにいるんだろうなと、そんな意志を感じる。

意思を持って成すべきを成そうとしている人たちは、やはり強い。すごく頼もしく見える。

だから、12年目の今、改めて注目を浴び今年のアイコンとなったのでは?と、私はそう思っている。

あともう一つ、彼らはすごく柔軟な働き方をしているんだと思っていて、

現状、休養のメンバーが立て続いているわけだけれど

それでも、活動できるメンバーで、歩みを進めながら、いつでも帰って来られる居場所を整えておく。というのはすごく理想的な姿な気がしている。

もちろん、全員心身ともに健康で何事もなく全員で活動できるのが一番いいけれど

誰だって、なんらかの形で歩みが止まってしまうことはいつだって考えられることで。

その時にお休みするメンバーを尊重しながら、メンバーを、スタッフをファンを乗せたSexy Zoneという船を維持する為に、残ったメンバーで確実に進み続けていくという姿勢は、

いわゆる"持続可能な"働き方なんじゃないかと思う。

私は1人のファンだから、もちろんお休みの彼が戻ってくる日を今か今かと心待ちにしてしまう事もあるけれど。

今、目の前にいるSexy ZoneがいつでもベストなSexy Zone。それを継続できることは社会人として尊敬すべき姿勢だと思う。

Sexy Zoneとアイドル

Sexy Zone
ジャニーズ事務所のアイドルグループ。

…ごく当たり前のことを言ったけれど、彼らはこの事実に人一倍こだわりを持っている。

ジャニーズのアイドルとして
僕たちが届けられるものは何か?

ジャニーさんに選ばれ、命を受けたグループとして、いつでも芯にその心を持っている。

"ジャニーズ"それは彼らのプライドのようなもので、それはイコール"アイドル"という言葉にも言えると思う。

アイドル…
それはどんな存在か。

夢を与える者なのか
恋をする存在なのか
希望を見出す光なのか
ショービジネスで放たれる熱なのか

その人それぞれの求める姿があって、至極抽象的だ。

彼らを見ているとそのすべて成し遂げることを使命としているように感じる。

歌が上手い、ダンスが上手い、演技が上手い…ひとつひとつ大切な要素なのだが

もっとこう…、そういうのを超越した感動を届ける"アイドル"であろうとしているのをひしひしと感じるのだ。

その為にひたむきに目の前の仕事に向き合い続けて、何度も壁にぶつかり汗を流しながらも、表舞台ではひたすら夢や希望を届け続けてきた。

そんな彼らの姿勢を、人々はいつの日からか"Sexy"と表するようになった。

Sexy Zoneと"Sexy"

『Sexy』

その言葉から何を連想するのか。

概念だから、言葉にするのは難しいけれど

私の辞書には、品があって、ひたむきで、熱があって、人間らしい物事・人物と書いてある。

そして、それがSexy Zoneの表現している
"Sexy"だと思う。

"品がある"と"セクシー"は、一昔前まで相反する言葉だと思ってた。

しかし、それは変わりつつある。

なんら不思議なことじゃない。
色気があるというのは
魅力的だということだろうし

それは人間力が高いということだ。
つまり"Sexy"。

ごく自然な思考回路。

少なくともジャニーさんはそういう概念で、幼い5人に『Sexy Zone』という名前をつけたのではないだろうか。

彼らはそのSexyの在り方に応えようと各々の"Sexy"を探して、名実共にSexyな『Sexy Zone』となった。

そうやって彼らは、日本の、世界の"Sexy"の概念すらも変えていくに違いない。

Sexy Zoneと時代

Sexy Zoneこうやって改めて紐解いてみると、すごく現代社会にフィットするグループに思えてこないだろうか?

"時代を創ろう Sexy Zone"

これはデビュー曲の歌詞だ。

Sexy Zoneの時代、"SZ時代"はこのGQ MEN OF THE YEAR 2022 Pop Icon賞から始まる気がする。

Sexy Zone第二章、もう目の前は明るい。

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エンディングナンバーは5人のRUN

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