東京通信大学を卒業したので、自分なりのコツ備忘録

2021年4月に2年次編入した東京通信大学情報マネジメント学部を、2024年3月に無事卒業いたしました。やったね所持してる学士の種類が増えたよ。
でもって昨日、学位記(物理)も届きました。
卒業式のときもじんわりと達成感を感じていましたが、学位記が届くとまた一味違いますね。
自分も微力ながら学位記(物理)の発行要望へ署名をしたのですが、実現して本当に嬉しいです。発起人の𝕄𝕚𝕔𝕜𝕖𝕪さん、ご尽力くださりありがとうございます。文化祭も応援していますので、なにか手が足りないなどありましたらお力添えできればと思います。

東京通信大学学位記(物理)

学生生活を温かく見守ってくださった友人知人会社の皆様、プログラミングワークショップでお力添えいただきました先輩同輩の皆様方にも、ひたすらに感謝するばかりです。


さて。ここからが本題です。
2年次編入で3年間かけて無事卒業しました。
また、本日が東京通信大学第7期生の入学式でした。ご入学おめでとうございます。
このタイミングで自分なりに「仕事をしながら大学で学んで卒業できたコツ」をn=1の備忘録としてまとめておきたいと思います。
これ卒業前にやっても何の意味もなかったですからね。
卒業したのでデカい顔して言えるわけです。ドヤァ…。



前提

自分はこういう人間です、という前提を書いておきます。

  • 小さい頃から本はとにかく読んでいた

  • 学生時代は宿題や課題を進めるのがひたすら苦手

  • 夏休みの宿題ブッチ上等

  • 公立学校のシステム(なにもかも全部きっちりやれないと落伍者の烙印を押される環境)がとにかく肌に合わない

  • 興味のあることしかやらない人間


結論

「勉強開始のフックとしてモチベーションを持ち出すな。モチベーションとか関係なくとにかくやれ」です。
これだけ読んで納得できた方はこの先ひたすら長いので、卒業できてよかったねえらそうなこと言ってるねはいはいつよいつよい、ってお祝いの意味でハートだけ押してページをお閉じください。
詳細をご覧になりたい方は、卒業できてよかったねってお祝いの意味でハートを押して続きをご覧ください。まずハートを押してから続きを読んで、なっげえなと思ったら限界になったところで閉じてください。なげぇから。


勉強とモチベーションを切り離したほうが良い理由

簡単です。その方が授業を進めやすいからです。
東京通信大学での授業が始まると、我々は授業進捗を自分自身で管理しながら学びを進める必要があります。既に管理が必要なでっけえものが1つあるわけですね。
授業を進めるためにモチベーションの上下(モチベーションを上下と表現するのが正しいかどうかは本稿では論じません。とりあえず上下としておきます。また、やる気等といった類似の単語もモチベ・モチベーションのことだと捉えてください)が関わってくるとなると、授業進捗管理に加えてモチベーション管理が必要になってきます。

ややこしいやん!わかる!?

モチベ云々とかいわなければ、↓で済むんですよ。

モチベ云々を持ち出さない場合の進め方

モチベ云々とか言い出すと↓になるんですよ。

モチベ云々言い出すとこうなる

ややこしない!??モチベ介在しないほうがシンプルやん!

勉強をやるやらないの判定にモチベを持ち出すと、勉強するためのモチベを上げるための何かが必要になって、勉強するためのモチベを上げる方法に躍起になっていくんですね。
勉強するしないの要因にモチベを介在させることによって、「モチベが上がらないから勉強しない」という"勉強しない言い訳"を作ることになるんです

あなたのモチベが上がっていようが下がっていようが、学期ごとに授業を受ける締切があります。レポートにも締切があります。間に合わないと単位認定試験を受けられません。単位認定試験を受けられないと単位が取れません。
あなたの目的はモチベを上げることではなく、授業を進めて単位を取って知識を習得し、卒業すること・資格を取ることのはずです。
じゃあ上がっていようが下がっていようがやるしかないんです。
やれ。
それだけなんです。


では、なぜこういう考えに至ったのか

私が「興味がない・やる気がないことを言い訳に必要最低限の勉強(宿題)をしなかった人間」であり、「根性論が苦手な人間」だからです。

先述の通り、興味のあることしかやらないこどもだったので「これ興味がわかないな」とか興味のある学問でも「この先生いやだな」って思ったら手をつけませんでした。
義務教育の間はそれでもなんとかなっていましたし、高校・大学はかなり好き勝手にさせてもらえる環境だったので、その性根が叩き直されることもなくここまで来てしまいました。ダメ人間。

ただ、通信制大学は事情が違います。
普通の大学でも一定の自律は求められますが、通信制大学はよりしっかりとした自律が求められます。
しかも私が入学した年度までの情マネは必修科目がとにかく多く、自分が苦手とする科目も受講して進めて習得していく必要がありました。
興味がわかないことにやる気がでないからやらない・進めない、とかそんなこといってたら、自分が目標とする知識の習得もできないし単位もとれないのです。

また、小さい頃から体育会系の大人にめちゃくちゃ嫌な目に遭わされたこともあって、自分は根性論が苦手です。
「お前のやる気がないからXXができないんだ!」
みたいなこと言われるのがホント嫌いです。

こういう性格の自分がどうやったら授業を進めていけるだろうか、と考えた時、そういえば自分は社会に出てから「仕事する気があろうとなかろうと仕事をして成果を出せるのがいいよね」って考えて実行していたなあと気づきました。
もちろん、
∩(>ヮ<)q<みなさーーーん!!!月曜日ですよーーー!!!!!!毎日お仕事しよー!!!!!お仕事たのしーーーー!!!!大好きー!!!!!!!!!
ってできれば良いんでしょうが、残念ながらそうではありません。
でも、お仕事しなきゃ食っていけないので仕事はするわけです。
モチベとお仕事するしないをある程度切り離すことはできていたんです。
はてはて、これは大学でも同じではないか?と気づいたわけですね。


モチベを切り離す、とは

勉強ができない言い訳を「モチベの上下」というふわっとしたものに落ち着けるのではなく、具体的な行動・事象へ落とし込むことです。
落とし込んだ具体的な要因を具体的に潰していけば、やらない言い訳・やれない要因は消えます。


具体的にどうしたのか

やれっつってもさあ!
という悲鳴が聞こえるのは、それはそれで当たり前だと思います。
とはいえ、東京通信大学は勉強ができない言い訳が生まれにくい環境がかなりできあがっています。
だってスマホで24時間受講できるし。
通学時間もないし。
これは自分語りですが(この記事ずっと自分語りなんですけど)、かつて卒業した大学は片道2時間かけて電車+地下鉄+バスで通学してたので、受講するまでにめちゃくちゃ気力体力が削られる環境だったんですよね。それに比べたら天国です。
それでもやらない時も出てきてしまうので、要因を潰していきました。

受講ハードルをさらに低くする

勉強する時は机に向かわないといけない。というのは幻想です。
思い返すと自分は自分用の勉強机がない時代も存在したため、畳等に寝っ転がりながら本を読んだり自分の好きな勉強をしたりもしていたんですね。
寝っ転がりながらでも授業は受けられます。
タブレットにもなるPC(Surface)+資料書き込み用のiPadを枕元に置いて、机に向かっていなくても意識がしぬまでは寝っ転がって授業を受けられるようにしました。Surface入手するまではスマホ+iPadでやってました。iPad単体でも左に資料、右に@ROOMってことができます(私は左利き)。
演習系以外の授業とか、机にかじりついて追ってかないと無理な授業以外はだいたいこれでクリアできました。よかったね。

仕事と連続させる

人は「今していることを連続して行い続けることが得意」です。他の生き物もそうなのかどうかは知りません。
Twitter(X?知らない子ですね…)やTiktok、インスタ等を開いたらそのまま読みふけって、気づいたら1時間2時間経っていたなんてことはありませんか?そういうことです。
演習系の授業やプログラミング系の授業等、机に向かって取り組んだほうが望ましい授業は、仕事が終わったらそのまま取り組んだり、お昼休みに取り組んだりしていました。
お仕事終わったからちょっと寝っ転がって休憩してからやろう。とかいってるとそのままやらずに翌朝を迎えるので、仕事が終わったらそのままやってました。在宅業務バンザイ。出社時もやってたけど。

脳死で@ROOMを開く習慣をつける

Twitter中毒者は「Twitter見よう~」と思ってTwitterを開くなんてことはしません。脳死(ここでは何も考えないの意)でTwitterを開きます。@ROOMもそうしましょう。
スマホから簡単にアクセスできますね。
Twitterのアプリのアイコンの位置と@ROOMアイコンの位置を入れ替えましょう。
脳死で@ROOMを開きましょう。
根性とかそういうのではなく、繰り返し繰り返し自分の身体に「それが当たり前である」と学習させます。
電車乗る前に@ROOM開いて授業開く→電車へ乗り込む→再生ボタンを押す
これだけです。


それでもモチベを介在させたいのであれば

やる前にモチベを介在させるのではなく、やったことに対して介在させた方が良いです。

あくまで”やる”が先ではありますが、やったら多少なりとも「できたぞ!」という達成感とか充足感は感じられるわけです。内発的動機付けの足しにはなるはずです。
また、東京通信大学の学生はだいたいみんな優しいので、村であったりTwitterなりで「今日は◯◯の授業をすすめた!」と発言すればスタンプなりハートなりが飛んできます。村に文字スタンプ登録したのは私です、褒めて。やったことに対して報酬をもらって、外発的動機付けの足しにしましょう。
やったことに対して自分自身や周りから報酬をもらうことによって「次も頑張ろう」というモチベに繋げればよいのです。

モチベを下げる要因からは距離を取りましょう

あたりまえ体操。

地味にモチベを下げる要因になりうるのは「めちゃくちゃ速いスピードで授業を進めている人の報告ツイート」です。
「私これで大丈夫かな」「私こんなスピードで授業に取り組めない…」と、比較して卑屈になりがちです。
が、あなたにとっての目標は(繰り返しになりますが)授業を進めて知識等をみにつけ、単位を取って卒業すること・資格を取ることのはずです。
自分が立てた目標に向かって進められているなら、他人の進行スピードと比較する必要はないのです。
学生は各々の目標に向かってそれぞれ進むうえでの仲間であって、敵ではありません。
バツンと一回割り切って、比較する自分からもそのめちゃくちゃ早い人からも自分の中で心的距離を取りましょう。自分の心の中で割り切るだけなので、悪いことをしているわけではないです。
それでもどうしても比べてしまうのであれば、ミュートするなりなんなりして物理的に見えないようにし、比較すること自体を減らしていきましょう。

とはいっても、他にも

  • 子供が全然寝てくれなくて

  • 仕事が終わるのが夜中で、その後授業だと倒れちゃう

等、自分ではままならぬこともたくさんあると思います。
子供や仕事との向き合い方が変えられれば良いですが、子供・仕事と距離をとるのも難しいと思いますので、そういう場合は授業計画を練り直しましょう。倒れてしんじゃったら意味がないのです。
優先順位は決めておき、状況に応じて入れ替えていきましょう。
大丈夫です、しななけりゃ次があります。


偉そうなことを言いましたが

最初に書いた通り、あくまでn=1の体験談です。これが全てではありません。こういう人もいるんだな程度で参考になる人がいたら嬉しいなあくらいの感じですし、自分自身完璧にできたわけでもありません。
これが完璧できて他のことにも適用できるならねえ、私は今頃標準体重まで痩せられているんですわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人間!!!!!!!!!!!!!向き不向きとかあるから!!!!!!!!!!!!!!!!!自分なりのできるやり方を試行錯誤して見つけていってください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

卒業生という立場にはなりましたが、東京通信大学へ通う皆様のことをこれからも応援しております!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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