九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"暗黒秘密結社「コーヒーブレイク」"

九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。


"暗黒秘密結社「コーヒーブレイク」"

ーコーヒーはエロかったり下品だったり節操が無い。チンポコあみだクジ過ぎる。
缶コーヒーはだめですよ。お下劣。残念ながらポイ捨てランキング2位。いくら卑猥でも街を汚しちゃあ、いけないよ。青姦ドリンク。部屋でヤれ。

ちなみに1位はエナジードリンクです。エナジードリンクだけ異様にポイ捨て率高い気がする。

いくら興奮してるからって、ねえ?
どうして缶にカフェインが入るだけでみんなゴミ箱になるんだろうか。池袋ウエストゲートパークで窪塚やってたっけ?キングがエナジードリンク雑に扱ってたなら分かるけどさ、大好きな池袋でそんなことするのかな。



それの点喫茶店のコーヒーはたまらない。

純喫茶で嗜むコーヒー、ないし珈琲の醸し出す色気はすごい。

ダンディズムもある。若さと艶っぽさも兼ね備えている。わざわざ珈琲と書くのも良い遊び心だ。
洒落てていいよね、純喫茶。
何を持って純なのか全然わかんないし。
どうなんだろ、あれって自分で名乗るのかな。
ウチの喫茶店は不純物ゼロですって宣言するのかな。
ひょっとしたら資格とかあるのかも。純喫茶監査員が視察に来て、ちょっとでも不純喫茶店なら失格とか。

だとしたらちょっとかわいいよね。
わざわざ応募してるんだ。認可というよか称号っぽいし、多分法的な効力は無いだろう。嬉しいから取るんだ。超かわいい。

きっとあれだ、純喫茶推奨ヘアスタイルとかあるんだ。ヒゲもオススメあるって絶対。
監査通りやすくなる蝶ネクタイとかね、無難に黒だろうな。


閑話休題。
とにかく純喫茶の出す珈琲は艶めかしい。
語源も超エロいんだよ?知ってた?

女性の髪に刺す「かんざし」から来ているらしいよ。

ヤリモク広辞苑じゃん。


コーヒーを珈琲と書いた人、絶対スケベだったんだろうな。

愛するひとりの女性がいたんだろう。どうにか口説きたかったんだろう。

でも持ち前の上品さだけはあるから、野性的な本能は必死に抑え込んだに違いない。


でもコーヒーは飲んでいる。興奮している。エッチな気持ちは抑えられない。

上品な自分は崩したくない。エッチな気持ちにはなっている。血が熱くなるのを感じる。

そんな葛藤の最中、解き放たれたのが珈琲の二文字なんだと思う。


彼の白濁とした迸る愛は珈琲へ注ぎ込まれ、一杯のカフェオレが産声を上げる。

珈琲は命を紡ぎ、また次の世代へと、引き継がれていくのです。

ばっちぃ~~~~

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