R135 DRAFT

自前ライナーノーツ・シリーズ。
好評なのかどうなのか、よくわかりませんが。
このまま、続けてみようと思います。
まずは、1stソロAlbum(9曲入り)を1曲ずつ紹介しました。

本園太郎 1stソロALBUM (2008年9月1日 発売)
『R135 DRAFT / 本園太郎 Kaleidoscope Rockestra』

以下、アルバム総評を。
関係者への御礼も込めて。

2008年の夏、伊豆スタジオにて2週間ほどの合宿レコーディング。
レコーディングに10日、TDとマスタリングに4日。
総勢20名のミュージシャン達と吹き込んだ作品です。

共同プロデュースの土田 tsucchie 嘉範氏の希望もあり、、
まず、スタジオを伊豆スタジオに決めました。
泊まりこめるのも魅力でしたが、何より音がイイ!という事で。
ロケハンして、即決。

参加ミュージシャンのスケジュールを調整しながら、、
パズルの様な日程を組んでいった。

午前中は、思い思いに各自行動。
お昼ゴハンを食べ終えたあたりから、録音開始。
ルールとしては、日にちをまたいで作業しない!と。
0時以降は、その日の録れ高を確認しながらの乾杯。
褒め合いながら、気づけば朝。

温泉もついていたので、毎日いただいておりました。
食事は自炊だし、洗濯もしたりして。。

曲によって、ミュージシャンを決めるワケですが。
結果的に、見事にハマった感が。。
それぞれの味が充分に発揮された内容になったと思う。
限られた時間の中、足跡を残してゆく様は、みなカッコ良かった。

都内などでの通常レコーディングと違い、、
環境のチカラも大きかったし、勝ち戦の風がずっと吹いていた。
今、同じ事をやろうとしても、到底無理だろう。
びっくりする位お金がかかりましたが。
何の悔いも無い。
むしろ財産。

その時にしか録れない音(音楽)というのがあって。
逆に、その時には録れない音(音楽)もある。
レコーディングというのは、そういう物だと思う。
そのうち、いつか、、とか言っていてはダメ。
録らなきゃいけない、録りたい、と思ったら、、
絶対に、すぐやるべき。
そんな考えになれたのも、このプロジェクトのおかげ。

9曲のうち、書下ろしが4曲。
他の5曲は、それまでの活動の集大成というか、、
アレンジや編成を変えて、再録音した。
そんなワケで、、
自分で言うのも何ですが。
濃厚で美味しい幕の内弁当になっています。

この場を借りて。
参加してくれた仲間たち、エンジニアの山内氏に、感謝を。
ギターやベースの調整をしてくれた、高尾晃一氏。
美味しい賄いも作ってくれ、、
モノマネなどで空気を和ませてくれた、タカノハシアキラ氏。
アジなど食材を釣って調理してくれた、HEYSKE氏。
改めて、ありがとう。

最後に。
共同プロデューサーとして、最高の音に仕上げてくれた、、
土田氏に、最大の賛辞を。
彼に背中を押してもらったのが、何よりのパワーでした。
音作りでも、かなり勉強させてもらえた。

そんなこんなも、全て大切な財産です。
12年も経ったというのに驚く。
また近い将来、こういった夢の様なレコーディングをしたい。
いや、しなきゃイケない。
時代に逆行してようが、お構いナシだ。
今の全てを吹き込まなければ意味がない。

やるしかないぜ。

本園太郎 official website
https://www.mz-records.info/

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