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札幌銭湯スタンプラリー2023のこと(その14・北都湯)

札幌銭湯スタンプラリー2023、14軒目は北都湯さん。

全29店舗のうち、およそ半分を消化した。

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期間はまだ3分の1しか経過していないので、半分クリアはなかなかよいペースだ。

しかし油断はならない。
これから私は予定が詰まり倒している。

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8月、夏本番。
私のような超アクティブ人間にとって、いわばハイシーズンだ。

仲間とのキャンプにフェス。銭湯に行っている暇などあるか。

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すまない、嘘をついた。超アクティブ人間ではない。並アクティブ人間でも、弱アクティブ人間でもない。超インアクティブ人間だ。

キャンプもフェスも、私の辞書にはない。不可能の文字はあるのに、なぜ。

来世は湖畔のテントサウナで熱波師を気取り、タオルを振り回したりする人間に生まれ変わりたい。

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ただ、色々と予定があるのは事実で、お笑いのライブとかサッカーの応援とかで忙しくなる。

我ながらどうかとは思うが、本当は来世もこれでよいと考えている。

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閑話休題。北都湯だ。

北都とは何を意味するのか。
北の都、つまり札幌のことだろうというのは軽率な考えである。

北の都は芦別だ。
北海道の人間に「北の都はどこ?」と質問すれば「芦別でしょ」と絶対に返ってくる。

道民だけの機密事項なので詳しくは書けないが、とにかくそういうことだ。正確には「北のみやこ」だけどな。

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さらに閑話休題。

北都湯は2回目だろうか。
お久しぶりですと心の中でつぶやきつつ、スタンプ用紙を番台へ。

健介コストコ行ってこい!(ホクト違い)

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脱衣場へと足を踏み入れた瞬間に「ああ、こんな感じだった!」と初回訪問時の記憶が蘇った。酒と加齢で縮み上がった前頭葉にも、しっかりと北都湯の景色は刻まれていたようだ。

北都湯は総じて白い。真っ白ではないが、白い。
Virtual Insanity(ジャミロクワイ)のPVと概ね同じ配色といえばわかりやすいだろうか。
あのPV、札幌の地下街に着想を得て作ったらしいからね。さすが北の都だ。

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白い北都湯は、ほんのりと鉄の臭いがする。
恐らく井戸水を使っていて、その水には鉄分が含まれているのだろう。

湯上がり、右の二の腕に鼻を近づけてクンクンしてみた。

「鉄の臭いする!」

気分はキカイダー、あるいはC3POだ。彼らが鉄でできているのかどうかは知らない。

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「俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ!」

北24条駅を目指してホテホテと歩きながら、そう呟いた。

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