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東北食べる通信。なるかげさん。

先日、東北食べる通信編集長 成影沙紀さんのオンライン講演会に参加させて頂きました。

私の作るベーグルと焼き菓子、ふるさと納税にも出品させて頂いてるんですが、その紹介記事を書いて下さった方(地域おこし協力隊の若い女の子)の主宰。 
"東北食べる通信に出会ってなかったら、ここ錦江町にも移住していなかった"と、おっしゃってて。

すごく納得。

消費社会の都会にはない、田舎ならではの魅力がたっぷりと詰まっていました。


東北食べる通信とは。

食のつくり手を特集した情報誌と、
彼らが収穫した食べものがセットで定期的に届く“食べもの付き情報誌”

東北食べる通信、初めましてでしたが、生産者の想いと歴史がギュギュッと詰まって 紹介してある品物がオマケでついてきて食べることができる とっても面白い読み物。
りんごの回では、
どうしてここにりんごの傷ができるのか
葉の日焼けができるのか
などの絵付き解説が載ってて”へー”の連続。
絵も素敵。

講演会。

約1時間のなるかげさんのお話。最初から最後までとにかく熱量がすごかった!

生産者さんの生い立ち、きっかけ、想い を語っている場面では、なるかげさん自身のお話なんじゃないかというくらいのアツさ。

全身全霊でインタビューしに行っている!といった感じで、とても活きいきとしていて 画面越しでしたが、熱量は3Dでしたね。

共感できるポイントや心に残る言葉がありすぎて

綴りきれないほど!

とくに 私がうんうん!と思った場面。

”戦後、餓死者を出さないため、とにかくみんなにお腹いっぱいになってもらうために、大量流通のシステムが出来上がった

その大量流通があったおかげで、今私たちは不自由なくお腹いっぱい食べることができる

みんな食べることに困らなくなった。だからこれからはお世話になった戦後復興のシステムを変えていかなくては。”

と。


ふと。
アンパンマン原作者のやなせたかしさんの言葉を思い出す。

正義とは献身と愛だ 目の前で餓死しそうな人がいるとすれば その人に 一片のパンを与えること

先人たちが戦後復興、お腹を空かせている人々に食べ物を届けなきゃ!のアンパンマン精神で

必死に作ってくれた供給システム。

そのおかげで私たちは空腹に困ることなく生活できている。

でも、今や食糧廃棄量は年間2842万t

明らかに、供給が上回っている。

アンパンマンが配ってくれたアンパンを捨ててしまってる状態、かなぁ。

バイキンマンよりも悪質( ˙-˙ )

アンパンマン!もう みんなお腹いっぱいだからそんな配らんでいーんだよ!


これからは生産者も消費者を選ぶ時代になっていく。


日々食べているものに、体温を感じれたら 安易に捨てることなんて出来ないよね。

なるかげさん、おっしゃっていましたが、

これからは生産者が消費者を選ぶ時代になっていく。

と。

大切に育て、作ったものを
大切に食べてくれる人へ売る。
その構図って 本当に素敵だな と思いました。

生産者と消費者が対等な立場。

やっぱりどうしても、
とくに日本は
消費者がマウントとりがちだと思うんだけど。

対等な立場になって初めて、
お互いに感謝の気持ちが生まれて 
生産物への愛着が生まれていくんじゃないかなぁ と。

実際、私も 生産者ではなく加工者の立場からですが

買い求めに来てくださるお客様に毎回感謝の気持ちでいっぱい。

反対に、"おかげで幸せなティータイムができました""ゆきなさんのベーグル食べたから今日一日がんばれます。ありがとう"

と言ってくださるお客様もたくさん居て。

涙が出るくらい嬉しい。

そんなお客様のために今日も心を込めて焼こう。

って気持ちになる。

誰が作っているのか見えている、対面販売ならでは なのかもしれないですね。

作ったものは我が子のようにかわいい

生産者さんのエピソードの中で、
食べる通信Facebookページでの購読者さんとのやりとり。
椎茸農家さんがいちいち

”しいたけ(我が子)”

って書くんだそうです。

わかるわかるー☺︎

心を込めて作ったものは、ただのモノではなくなっている。

私も ベーグルさん 
ってついつい書いちゃう。(生まれて別人格のため三人称。🙃)

お野菜もお魚、貝も、お肉も牛乳も。

ただのお腹を満たすだけのモノではなくて

誰かが愛を込めて必死に作った食べ物だから

命に感謝するのはもちろんのこと

生産者さんの想いも一緒に頂く。

そのためにはやっぱり なるかげさんがおっしゃっていたように

作ってくれた方を知る。

がまず第一歩ですね。

お互い顔が見えると、悪いことできんのです。

ネット社会と同じだね。

世直しは食直し。










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