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メキシコ生活記録⑮ ーオールインクルーシブが最高すぎた話

今回は、生まれては初めて「休む」ということにお金を出した話をさせていただきます。
完全なる長編絵日記。
※ 表紙は、プールに入ると必ず逆立ちする1号と2号の図。

4月上旬にある欧米で言うイースター(イエスの復活際)は、メキシコではセナマ・サンタ(聖週間)と呼ばれている。磔刑に処された3日後にイエスが復活したことをお祝いするクリスチャンのお祭り。
伝統にのっとって連日お祝い行事をする人たちもいるけど、私の周りは「セナマ・サンタどこ行くの?」っていう感じで連休扱いしている人も多い。日本で言うゴールデンウイーク的な感じ。ただ、学校は春休み中なので、こどもたちにとってはあまりお得感のない連休。
で、その初セマナ・サンタに、私たちはこっちに来てから初めての旅行へ行ってきた!

車で4時間ちょっとの天国
1号のお金持ちご学友様たちはアメリカなど海外へ行く人が多いらしい。でも、英語と治安にドギマギする旅に大枚をはたく気にはなれない。でもでも、どっか行ってみたい気はするんですよね…。そんな話をメリダに住む日本人の方にしていたら、いい所を教えてくれた。
そこは通称リビエラ・マヤと呼ばれるリゾート地で、プラヤ・デル・カルメンという地域にある。プヤラ・デル・カルメンは有名観光地のカンクンから南へ下った所にあり、メリダからならカンクンより少し近い。車で4時間ちょっとくらい。車で行けるのは本当にありがたい。
ただ、私が心を鷲掴みにされたのはそこではない。
「食事も飲み物も追加料金なしで楽しめるよ。プールもあるし、プライベートビーチを持ってるホテルもあるから、子連れでも安心安全でいいよ。」
「え?食べ放題飲み放題なんですか!?」
「そんな感じだね。バイキングならいつでもやってるし、お酒もジュースもいくらでも飲めるし、ルームサービスも24時間頼めるよ。」
そんな天国みたいなところが車で行ける所にあったとは…
早速ネットでホテルを探した。

滞在期間中の食事や施設利用料、基本アクティビティなどすべて込みの料金を先払いしてしまうシステムを、オールインクルーシブ(全部込み込み)と言うらしい。カンクン一帯の滞在型リゾートホテルではよくあるシステムらしいけど、私は初めて聞いた!
すごくない?だって、子どもたちとの「ジュース飲んでいい?」論争も「デザート食べていい?」サミットも開かなくていんだよ?
「そんなこといちいち聞かなくていいのよ💛」ってにっこり笑顔で言えるんだよ?それだけでも価値がある。端から端まで全部頼んじまいな無双ができるなんて夢みたい。
わくわくしながらホテルを探すも、セマナ・サンタまで1か月を切った状態で探しはじめたのでそんなに選びしろはなかった。大人限定のオールインクルーシブホテルばっかり残ってて、やっぱり子連れに人気なんだなと思った。てか、大人だけで行くのか。大人だ。
嘘みたいな割引をしてくれるサイトで予約し、その日を待つことになった。

祝☆初2泊
2泊!そう、我々は今回2泊する。出かけると疲れがたまる夫を中心に、そんなに遠出の旅行をしたことがない我が家が、2泊以上したのは実家と結婚10周年記念で行った沖縄旅行のみ。私は大の旅行好きなのだが、4人で移動となると旅費がかさむ。貧乏旅行が趣味の私としては、移動だけで10万円とか言われるとびびってしまう。しかも、子どもが小さいと子どもの世話でHPの半分以上を使ってしまい、なかなか自分が楽しめない。その上、子どもも小さすぎると旅自体を覚えていない。そんなこんなで子どもが小さいうちは旅行ではなく、キャンプを中心に楽しんでいた。
それが今回は2泊だ。憧れの連泊。
テンション高く持ち物準備をしていたら、結局スーツケースの出番となった。

余談だけど、私はお楽しみの「前日」がすごく好きだ。
「明日はいよいよ前日やな!」と勢いよく夫に話したら「旅行は明後日やろ?」と失笑されてしまったが、1号は「わかる」と深く頷いてくれた。

出発!
スーツケースをトランクに入れ、我が家では「おとも」と呼ばれている車内で楽しむジュースやお菓子を積み込み、それからマクラ兼癒しのぬいぐるみたちも乗せ、いざ出発。
天気は上々。というか、乾季はほぼ雨降らないし、雨季はほぼ雨降るから、こっちに来てからあんまり天気を気にしなくなったな。

映り込んだ私の手が創造神みたいでこわい

今回は途中、安全対策のために有料道路を使ったんだけど、道中4時間、ずっとこの景色。密林と青空。ほぼ変わらない。変わらないので、進んでいる感覚がない。山もないから目印もないし、道路標識もあんまりない。日本の高速道路って標識でめちゃくちゃ色々教えてくれるよね。あんまりにもずっと同じだから、突然出現するサービスエリアを行きも帰りも通り過ぎてしまった。無念。
ちなみに、料金所は現金のみで、人によったらお釣りを返してくれない。行きの料金所では、返ってこなかった。一瞬待ってみたけど「次の人~」みたいになったので発進。コインを数えるのが面倒くさいのか、チップということにされたのか…。チップの習慣に全然慣れない。

この日は工事渋滞や事故渋滞、あと謎渋滞もあってあんまりスムーズにはすすまなかったんだけど、それでもなんとか安全に目的地に着けた。感謝。
あと、プラヤ・デル・カルメンのあるキンタナロー州は、私たちの住むユカタン州と1時間の時差があることを忘れており、うっかり1時間ワープしてしまった(14時に着いたつもりが現地は15時だった)。

天国1日目
チェックインの1時間前に着いたんだけど、部屋に通してくれてラッキーだった。
オールインクルーシブの証(あかし)に、遊園地のフリーパス印みたいな、入院中の本人IDみたいな、ビニール製の腕輪を付けられる。私はこれが本当に苦手なのだが、今日は何も気にならない。
部屋はベッドルームとリビングの2部屋仕様になっている。こどもたちのエクストラベッドは、リビングの壁に立てて収納されているのでバタンと倒すように出す(伝わるかな?)。

テレビの両サイドの棚が実はベッド@リビング
キッチンテーブルの上にはルームサービスで頼んだピザ

立派なキッチンもあり、冷蔵庫や電子レンジなど一通りそろっている。長期滞在する人もいるからだろう。
私たちは1階の部屋だったので庭があり、ジャクジーも広々使えてよかった。庭からプールへも行ける。最高。

部屋の庭からの景色@夜
部屋の前をふつうに他のお客さんが行き来するが、
誰もこっちを見ないので気にせずジャクジーに入りまくった

部屋に着いたらささっと荷物を片づけ、ホテル内探検へ。
ホテルは全体的に超高級な団地みたいになっていて、真ん中にプールエリアがある。お子様用、泳ぐ用などプールも数種類ある。メインプールの横にはレストランがあり、軽食と飲み物を提供してくれる。その間を縫うように、娯楽施設(卓球やビリヤード、PS5もあった)があったり、ハンモックdeお昼寝コーナーがあったりする。ちなみに、プール・海用のデカタオルは娯楽施設のカウンターへ持って行けば無限に何度も交換してくれる。
プールサイドの長椅子に座りながら、スタッフに声をかけ注文すれば持ってきてくれるという天国。しかも追加料金なし。だから、基本的に財布を持ち歩く必要がなく非常に便利。この際、プチデジタルデトックスもしてしまえと思い、携帯もそんなに持ち歩かなかった。館内くまなくWi-Fiがつながるのでめちゃ便利だったが、SNSも極力更新せず、この時間を楽しむことに決めた。だからそんなに写真がないけど、後悔もない。

この日の昼食として食べた、プールサイドのレストランのイカリングフライがめちゃくちゃおいしかった。タコのカクテルというメニューもおいしそうだったので頼んでみたら、ばかでかいワイングラスにつがれた冷静トマトソースにつかったエビができてきた。頼んだのタコだし、パクチー入ってるって書いてなかったけど、そんなことは気にしない。だってここはオールインクルーシブだから。

夕食はみんなでバイキングへ。ビーチに面したバイキング会場は朝・昼・晩とメニューを変えつつ、小休憩をはなみながら7時~22時までずっと営業している。営業中なら何回行ってもいい。

陽気なバイキング会場

食べ物は各自取りに行くが、飲み物はオーダー制。各テーブルには担当ウェイターがついてくれる。日本の完全フリーなバイキングとレストランの間って感じ。
今日は、サングリアを頼んでみる。私は下戸に近いレベルでお酒が弱いのだが、今回は2泊なのでたしなんでみた。
ごはんのクオリティは、可もなく不可もなくといった感じ。長期滞在の人向けに、ディナーは毎日テーマが変わる。この日はBBQナイト。焼きたての串肉はおいしかった。
セナマ・サンタだからか、会場の真ん中でロックバンドのライブがはじまったり、風船パフォーマーが来ていてちびっこたちに風船の作品をプレゼントしていた。ふと見ると、ご高齢のご夫婦が風船の帽子をかぶってロックを聴いている。「いい歳して、やめなさいよ」とか言わないんだな。いいよね。
せっかくならとテラス席に座った私たちは強風にあおられながらのディナーとなった。サラダが飛んでいった。
そして、隣の席の人がテーブル担当にチップを渡していて、ああ、そうか、そうだよな、小銭持ってきてないな…と夫とまた肩を落とした夜でした。

部屋に帰ってからは、ジャクジー三昧。お風呂って正義ですよね。水着を外して入りたいたい衝動に駆られまくったが、そこは大人なので我慢した。
その後は、テラスでカードゲーム。2号が大量にカードゲームを持ってきており、いつも通りの時間が流れる。

天国2日目
朝から海へ。正直この日の海は、渋川海水浴場以下。まぁ、自然相手ですからね。でも、ビーチまで車で30分の所に住んでいる我々にとって海の水質は大した問題じゃない。

プライベートビーチ

水着を着て部屋から出てビーチまで歩いていき、遊んだ後はシャワーで砂を流し、プールで遊んで、部屋のジャクジーへどぼん。これが最高だった。
2号は持参したなんちゃってボディーボードで少し波に乗れたようで、大変うれしそうだった。
私も、アクア・ズンバというプール内エクササイズイベントに参加できて楽しかった。

本当に、こっちの人たちは他の人を見ていない。日本にいたとき、ビキニで子どもを追いかけるお母さんとか、ビキニで寝そべるお婆ちゃんとか見たことない。もしいたら、注目の的になってしまうだろう。私だって見る。
もちろん日焼け防止でラッシュガードやレギンスをはいている人もいるだろうけど、やっぱり「この体型でビキニはヤバイだろ」「いい歳してビキニはないわ」「お母さんが露出しすぎるのはちょっと」などと思うからこそ、隠してしまう。
でも、こっちの人たちは本当に周囲の人たちを見ていないし、気にしていない。自分たちが楽しむことに集中している。
考えてみればそうなのだ。誰がどんな格好をしていようが、自分には関係ないはずなのだ。笑われるかな?って心配になるのは、自分なら笑うから。他者との歪んだ関係を自分から作りにいっているようなものだ。自分の首を絞めているのは自分なのに、そういう恰好をする他者の方がいけないと思っている。だから、そんな人は笑われても仕方がないと。
どうして、それが「ふつう」だと思っていたんだろう。
誰も、誰の事も笑わない世界線では、各々が思い思いの水着を身にまとって楽しんでいる。どんな体型でも、誰も気に留めない。互いに互いの時間を尊重し合っている。
だから、私もビキニで歩いてみた。ちびっこビキニを除けば、おそらく人生初だ。裸で歩くよりも恥ずかしかったが、裸で歩くよりも解放感があった。ビキニ全開放。きっとこれも、ここでしかできない貴重な経験だよな。
ラッシュを羽織ろうとする私に「そんなの着なくていいやん!むきだしで行きなよ!」と促してくるほど、1号はすっかりこの感じに馴染んでいる。

お昼はまたプールサイドレストランへ行き、イカリングとエビのアヒージョをいただく。その後、娯楽施設へ。
ここで、2号は人生初のビリヤードにドはまりしてしまう。

楽しすぎて出っ尻になってしまう2号氏

けっこうな時間やってたんじゃないかしら。1号も楽しかったようで、家族みんなで楽しむ。学生時代、一時はまってよく友達と行ってたし、夫と2人でも何度か行ったビリヤード。懐かしい。自分の子どもたちと興じる時がくるなんて感慨深い。「ビリヤードできる人が親でよかったなw」と2号に恩を売っておいた。
その後は、カクテルを片手に、プールで遊ぶ子供たちを見守ったりしながら過ごす。ここは英語が通じるので、このカクテル何?と聞きまくった。その結果、バハマママというカクテルのスムージーが大変美味しゅうございました。
これ、酒飲みにはたまらないだろうなと思う。うちは夫婦そろって酒に弱いので、いつもより飲んだってくらいな感じだけど、お酒が好きな人ならそれこそ天国だろう。ビールだけでも何種類もあるし、カクテルもたくさん。何より、もうホテルから出ないと決めているので、安心して飲める。何かあればホテルの人が対応してくれるしね。旅行先で酔っぱらう旦那さんを憎んだ話を聞いたことがあるけど、ここならそんな悲劇も起こりにくそう。ある程度育ってる子どもたちなら勝手に遊ぶし、何よりごはんと移動の心配がいらないので、お酒大好き母たちも飲んじゃえると思うから。

そんなこんな楽しく過ごしていたら、部屋へ請求書のようなものが届いた。
オールインクルーシブなどという天国はどこにもなく、やっぱり法外な追加料金を請求されるのでは!?と一瞬ちびり上がったが、きっと聞きにいってもよく分からないだろうし、びびって飲み食いせずに損するよりは、思いっきり飲み食いして損する(追加料金払う)方がいいじゃん!ということになり、この件について考えるのはやめた。カードの請求日までのお楽しみ。

そしてまた夜バイキングへ。
バイキングの他に、ちゃんとしたレストラン(要予約、ドレスコード有)もあり、きっとそっちの方がおいしいんだと思うけど、もうすべてのスイッチを切っている状態なので、少しの気も張りたくない。バイキングでじゅうぶん。
この日の夜はアジアンナイトということで、楽しみに向かう。

アジアンなお寿司たち
サーモンの握りは美味しかった

「あっ、ほら、出てきてるわよ!」って家族に呼びかけて、大量のサーモン握りを取っていった外国人の方もいた。お寿司の他に、サーモンとマグロのたたきもあって美味しかった。アジアンなので、エスニックな感じのものもあった。やっぱ、サーモンはどこで食べても旨いな。
そして、昨日の私と違うのは、カクテルを覚えたこと!さっそく昼間リサーチしたカクテル(バハマママ、ストロベリーモヒート)を頼んでみた。すると担当さん「カクテルはほぼ全種類、アルコール抜きでも作れますよ」と言う。だから、ジュースの種類が少なかったのか!

その後、部屋へ戻り、ルームサービスでピザを頼む。1号が電話で頼んでくれた。英語で電話注文とかハードル高すぎると思うんだけど、するっと頼んだ1号に成長を感じた。
子どもたちは躊躇することなく、色々なことをホテルのスタッフに英語で尋ねており、メンタルもさながら「英語を使う」ということに慣れてきたんだと実感できてうれしかった。2号も1人でタオル交換に行ってくれた。私は誇らしいよ。
ピザを待つ間、バーへストロベリーモヒートを作ってもらいに行く。1号もついてきたので、彼女もノンアルコールのモヒートを頼んだ(1号はイチゴがあんまり好きじゃない)。これに1号がはまりまくる。
おしゃれな飲み物を片手にまた部屋でカードゲーム。

2号お気に入りの『街コロ』
運要素と戦略のバランスがいいので子どもでも大人に勝てる楽しいゲーム
奥にいるのは仕上がった私
全体的にピントが合っていない気がするけど気にしない

私は昼から飲み続けている。といっても、カクテル4~5杯くらいなのだが、私を知る人なら驚く量だ。ここ数年で、もっとも大量のアルコールを摂取した。

子どもたちが寝た後、物思いに耽ろうと思い、テラスの長椅子でいい感じの夜風にあたっていたら即寝してしまい、夫に「死ぬぞ、酔っ払い」と起こされる。

天国3日目(最終日)
早起きして、子どもと一緒に朝日を見にいく。本当は日の出を見たかったんだけど、トイレで頑張っていたら夜が明けていた。

朝日と絵になる若いカップル
一生懸命お金を貯めてやっと来た2人なんだと自分に思い込ませる

早朝のホテルも静かでいい。なにもかもが完璧。

チェックアウトの準備をある程度終わらせ、朝バイキングへ。
とにかく今日もビリヤードがしたい2号は、積極的に部屋を片付けてくれた。
その後、バーの近くにある大人用のビリヤード台が空いていたので、またみんなでビリヤード。この頃から、少しずつ、みんなお腹の調子を壊し始める。聞けば、チェックアウト後もビリヤードで遊んでいいというので、10:30にチェックアウトを済ませる(チェックアウトは11時)。
請求されたのは、昨日買った水上ボールのみ。本当かな…。
チェックアウト後もプールに入ってもいいか尋ねると、今日の16時まではオールインクルーシブの権利がいきているので、飲み食いも施設利用もOKよと言われた。すごい。本当に帰るときに、出入り口のガードマンにチェックアウト証明書を渡してね、ということだった。最高かよ。
ということで、ビリヤード台へ向かうと、すでに他の人が遊んでいた。
ショックを隠せない2号。昨日遊んだ子供用の方がある!と、1人で先に走っていく。私たちが後ろから歩いていくと、2号が受付のスタッフさんに一生懸命ビリヤードのことを聞いているのが、彼の身振り手振りから分かった。「12時からしか開かないんだって」と言いながら、しょんぼり帰ってきた。まだけっこうあるから、昼寝でもしようかということで、隣にあるハンモックゾーンで揺られることにした。

マヤ人は家の中にハンモックを吊るして毎日寝るらしい
確かに涼しいし腰痛にもよさそうだが、私は酔う

みんなまったりしているのに、2号だけはそわそわしてるので「大人のビリヤード台が空いてるか見てきたら」と携帯電話を渡したら、1人で飛んで行った。その後、慌てたようすで電話がかかってきた。どうやら空いてはいたんだけど、大人がいないとボールが貸してもらえないらしく「急いで来て」と言われる。私たちが行くと、台の周りでうろうろしている2号がいた。
「親が今向かってるからって言っても、あの人ダメの一点張りだったから困った」と言う2号。そんなやり取りを英語で出来たのすごい、としか私は思っていなかった。
無事に、本日2回目のビリヤードを楽しみ、昼バイキングをきめて帰路についた。
本当に帰りたくなかった。

天国から帰って
今回、初めてお金を払って「休んだ」。海外の人たちはこうやって休暇を過ごすのかって感じ。でも、ホテルスタッフが口をそろえて「2泊は短いね」って言ってたから、みんなもっと長くいるんだろう。ここを拠点にして、遺跡巡りなどをするらしい。
でも私たちは2泊でもじゅうぶん楽しめた。ホテルから一歩も出ない旅行なんて初めてだったし。確かに高い休暇になったけど、新幹線で遠出したと考えれば、むしろ安く済んだかも。ご飯代もアミューズメント代も込みだからね。何より約3日間「ごはんどうするの?」って考えなくて済んだことがプライスレスだった。お金を払って疲れに行く休暇じゃなくて、ちゃんと休めました。とはいえ、テンション上げて休んだ結果、みんな食べすぎ飲みすぎで仲良くお腹をこわしましたとさ。
またお金を貯めて休みに行きたい。

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