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【写真×詩】レンズ


肉眼とカメラのレンズ。
俺が見たものと、カメラで撮ったものはどことなく違う。

俺が見落とした細部を、カメラは正確に記録する。俺には視えていない波長なんかも写るのかもしれない。

心像でも遊べるが、データを弄って遊ぶと具象になった。拡大し、散りばめられた色彩に、言葉に成り切れない抽象を観た気がした。それこそを言葉にするのだと思えば、言葉に変換しなくていいとも思う。

人は、其々のレンズで世界を視る。俺と君は、同じものなんてみていない。


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