見出し画像

ロンドン生活316日目|フィンランドとイギリスの光の違い②

Moikka! Olen mitsuki.🍄

今日は仕事終わりに、イギリスに来てくれた大学の友達とご飯を食べたよ!友達はその後ミュージカルの予約があったから短い時間だけだったけど、会えて良かった:)

昨日の続き。
「物質を物質として見せる光」

アールトのSaynatsalo Town Hallの階段の照明は木のルーバーの上に等間隔に離れて置かれている。だけど、もし貴方がこの建築の照明デザイナーだったとして、イギリスの皆さんだったらどう計画する?という質問。

「アールトのデザインが好きである事は間違いないわ。」

イギリス流自分の意見を言う前の枕詞。

「ただ一つ、実はね、」

物申す為の枕詞。実際は一つじゃない事の方が多い。

「私だったら梁にもっと光が当たるようにuplightを置いたり、ルーバーを目立たせるためにグラデーションを付けたりするかな。」

『何故梁とルーバーなの?』

「この空間の中で一番Niceな要素だからかな。凝ってる。」

「私もそうね。後は煉瓦が良いからそれが目立つようにするかも。」

『煉瓦良いよね。私も煉瓦好きだし、アールトはこの不規則な煉瓦を調達するためにかなり尽力したというエピソードもあるよ。どんなふうに目立たせる?』

「Hmm... 多分下からWash upするわね。」

「私は天井にグラデーションを付けると思う。それから手摺にlinea lightを置いて空間の形を際立たせる。」

『天井、面白い所だね。なんで天井なの?』

「天井が明るいとこの空間がもう少し広く感じられるようになると思うから。」

『I see. Those were good points actually. 皆んな建物の要素を際立たせる事にもっと注力するのね。』

皆さんは空間をミクロの視点で見て、各々良いと思う要素を抽出して際立たせる方向性のデザインをするとの事。

良い梁は梁として
良いルーバーはルーバーとして
煉瓦は煉瓦
手摺は手摺として
最高に見えるように光を置く

「結構違う雰囲気になりそうね。」

次回「では何故アールトはこういう配置にしたのか?」

それでは
Kiitos Paljon!
mitsuki.🇬🇧

サポートをして頂けたら嬉しいです◎ 頂いたサポートは、フィンランドで助けてくれた人達への恩返しとして、皆で何か楽しめる事に使わせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。 Kiitos Paljon🍄 mitsuki.